女子高生2人が「死」を目にしたいという動機で病院や老人ホームでボランティアをする中で、多くの偶然が重なって巻き起こる数々の悪い出来事。
前半部分は各少女の話が独立して交互に進むが後半は視点が入り乱れて繋がっていく感じはフィクションならではの魅力と言っていい。
特に終盤にはこれまでの出来事が見事に繋がり、「普通は絶対にあり得ないストーリーだ」という感じはするものの、強い衝撃を受けた。
小説の魅力はこうした日常あり得ないストーリーを楽しむという面もあり、良く出来た作品だというのが全体的な印象。
また、女子高生の友人に対して揺れ動く感情も見事に表現していたと思う。
著者の作品を読んだのは初めてであるが、他の作品も読みたくなった。