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少女禁区 (角川ホラー文庫)
 
 

少女禁区 (角川ホラー文庫) [文庫]

伴名 練 , シライシ ユウコ
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

15歳の「私」の主人は、たぐいまれな呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「死ぬまで私を楽しませろ」親殺しの噂もあるその少女は、あらゆる呪詛を用いて彼を玩具のように扱うが……甘美な痛みに満ちた、死と少女の物語!

内容(「BOOK」データベースより)

15歳の「私」の主人は、数百年に1度といわれる呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「お前が私の玩具になれ。死ぬまで私を楽しませろ」親殺しの噂もあるその少女は、彼のひとがたに釘を打ち、あらゆる呪詛を用いて、少年を玩具のように扱うが…!?死をこえてなお「私」を縛りつけるものとは―。哀切な痛みに満ちた、珠玉の2編を収録。瑞々しい感性がえがきだす、死と少女たちの物語。第17回日本ホラー小説大賞短編賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 173ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010/10/23)
  • ISBN-10: 4043943881
  • ISBN-13: 978-4043943883
  • 発売日: 2010/10/23
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 141,335位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この、日本ホラー小説大賞の受賞作、及び佳作に至るまで全てに目をとおしている自分にとって、久しぶりの傑作といえる作品が登場しました。
今までの作品では確かに文章力はあるものの、ホラーというにはあまりにも恐怖を喚起するような仕掛けが乏しく、うまく楽しむことが出来なかったのですが、今回はかなりよく出来ていると思います。

呪術を使う少女と、その少女の玩具と化した男との交流を中心に、村の釘喰様という守り神にまつわる因襲の描写の不気味さとこの少女の出生の謎をうまく解き明かしながら小説を展開させています。ラストは「えっ、あっ、そうなの」って感じです。

ちなみに収録されている"chocolate blood,biscuit heart"という作品は、タイトル作に比べれば少し見劣りする作品です。原案や仕掛けに面白さがありますが、小説の世界の練りこみ方や表現がいささか不十分。破綻しそうな文脈をなんとか最後まで維持し、滑り込ませたような印象を受け、少し興ざめな気分でした。

だから、この評価はタイトル作のみの評価です。一読の価値は十分にあるとおもいます。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By JK
表題作である「少女禁区」に関して。
日本ホラー大賞・短編賞と言う輝かしいタイトルを擁する作品だけあり、非常に興味深く読みやすい作品でした。
ただ読中・読後常に、これはホラーなのだろうかと言う考えが、頭から離れませんでした。
物語の根幹にホラー要素があることは間違いありません。
例えば、紹介文にもあるような、呪術の存在であったり、それを基盤にした猟奇的表現であったり。
しかしそれらは、良くも悪くも、読者に恐怖を味わわせるために存在しているものではありません。
あるいは、主人公に対し究極的に感情移入することが出来れば、世界観や状況の恐怖を感じることが出来たのでしょうか。
結論としては、非常に面白い作品です。短い中でも、世界観や登場人物など、物語の構成要素は綺麗にまとまっており、読み物として秀逸であると感じます。
ただし、ホラー小説として読む場合、少なからず物足りなさを感じるでしょう。
「広義のホラー」その端の方に引っ掛かるかどうか。
ホラーと言えど恐怖ばかりを求めるわけではない。そう言える方にはお勧めできる作品です。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白虎
私の中では今まで読んだ小説の中でも群を抜き、色んな意味で一番のお話でした。

何度も読み返したくなる位に、情景が鮮やかに浮かんでくるだけでなく、実際に物語の中に入り込んでしまう様な感覚がありました。
ただ私が惜しいのは、これを長編で読んでみたかったということです…
もっともっと、少女と男の子の日常における出来事を盛り込んであれば、更に…とは思いました。しかし、短編だからこその良さ、というのもあるのかもしれないですね。

百聞は一見に如かず!
是非読んでみてください
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