故郷を失い、両親を殺され、孤児となった少女が伝説の海賊ユーリに救われる事から
この物語は始まる。
200年以上も死ぬ事もなく、年をとる事もなく、大海原を航海するユーリ。
心を引き裂かれる様な運命に押し潰される事も、悪に屈する事もなく戦い続ける
ユーリに惹かれていくノエルだけでなく、彼女を支える海賊波止場の
住人の姿も描かれている。
ユーリとノエルの出会い・・・
このただ一度の小さな出会いが多くの運命を変えていき、
悲しみや邪悪に立ち向かい、それが未来へと導いていく・・・
この1冊だけでは児童書故の描写不足も否定できないが
「少女海賊ユーリ」は物語の中の出会い全てに意味があり、10巻全て出揃ってこそ
物語の本当の姿が見えてくるのだ。
この1巻のプロローグから読み始め、最後の1ページまで読み終えた時に
満たされた気持ちになれるシリーズ物と言える。