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少女外道
 
 

少女外道 [単行本]

皆川 博子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

この感覚は、決して悟られてはならない。人には言えない歪みを抱きながら戦前~戦後の日本をひとり生きた女性を描く表題作のほか、ラスト一頁で彼岸と此岸の境を鮮やかに越える「巻鶴トサカの一週間」など、名手・皆川博子の傑作短篇七篇を収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

皆川 博子
1930年京城生まれ。東京女子大学外国語科中退。児童小説でデビューし、73年「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞、85年「壁―旅芝居殺人事件」で第38回日本推理作家協会賞長編賞、86年「恋紅」で第95回直木賞、90年「薔薇忌」で第3回柴田錬三郎賞、98年「死の泉」で第32回吉川英治文学賞を受賞。ミステリーから幻想小説、時代小説など幅広いジャンルにわたり活躍を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 229ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/05)
  • ISBN-10: 4163292403
  • ISBN-13: 978-4163292403
  • 発売日: 2010/05
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
いつものごとく幻惑に魅了され、巧みな描写にため息がでた。どうしてこんな表現ができるのだろう?すべての作品において描かれる時代はあの狂気の時代である。しかし、そこに直接的な残酷さは描かれない。むしろ、静謐な印象さえ与えられるのだが、やはりエロスとタナトスのシンメトリーが存在し、それが常に通奏低音として流れているのである。
またこの中の何作かは、その構成のおもしろさにも注目したい。よく使われる手かもしれないが、二つの時系列を交互に語ることによって全体の意味合いを統合するという手法が使われているのである。それがあまりにもかけ離れた描かれ方なので、ある意味ちょっとした緊張感が生まれている。ここが皆川女史の素晴らしいところだ。このスゴイ作家を知らずに過ごすということは、一つの罪であります。未読の方は是非読んでみてください。
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 薬美
形式:単行本
最近はエンターティメント小説とかそういうのまで
文学とジャンル分けされてるけど、これは本当の
純文学だと思う。別に純文学である必要はないけれど
こういうテイストを避けようとする出版界にかなり疑問。
新人作家をデビューさせる仕事をしている人がメルマガで
純文学は売れないので好まれないと、エンターティメント小説の
執筆をすすめているのを見た。
本屋であまり見かけないはずなのに、やたら深読みされている
レビューは著者の身内が書いてるんじゃないかとですら思う。
しかも、そういった作品が文芸作品とジャンルわけされているご時世。

皆川さんのような、こんな一流の作家のレビューは書きたいこと沢山あるだろうに
あまり書かれていない。不思議でならない。まぁ野暮なことは言わないけど。
純文学は好みは確かにわかれるけど、それは漫画でも他でも同じじゃないか。
中途半端に業界人用語で消費者を誘導することがおかしいと思う。
テーマそものもを自分で考えなければならないというような
皆川さんのような話が好きな読者もいることを考えてほしい……
とこの作品があまり話題にならないことに疑問。それほどこれは
素晴らしかった。これだけ世の中が嫌になるようなこと考えていても
この話を読むと浄化される。
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形式:単行本|Amazonが確認した購入
美しい文章でエロティック。
著者は80代で、この短編は70代後半くらいに執筆したものなんだとか。
私の世代で言えば、ポップティーンとかのちょっとエッチな雑誌を読んでドキドキした…のと似たような感覚だとおもうんだけど(という言い方をすると途端に軽くなってしまいますが)、それが年配者の美しい文章で語られると、とてもドキドキします。
当時の女学生の心とか空気感が伝わってきて心地いい。
短篇集なので、時間がない時に読むのもオススメ。
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