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少女七竈と七人の可愛そうな大人
 
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少女七竈と七人の可愛そうな大人 (単行本)

by 桜庭 一樹 (著)
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Product Description

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出版社/著者からの内容紹介

わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった
鉄道を愛し、孤高に生きる七竈。淫乱な母は、すぐに新しい恋におちて旅に出る。親友の雪風との静かで完成された世界。だが可愛そうな大人たちの騒ぎはだんだんと七竈を巻き込んで。

Product Details

  • 単行本: 273 pages
  • Publisher: 角川書店 (2006/07)
  • ISBN-10: 4048737007
  • ISBN-13: 978-4048737005
  • Release Date: 2006/07
  • Product Dimensions: 7.5 x 5 x 1 inches
  • Average Customer Review: 4.4 out of 5 stars  See all reviews (27 customer reviews)
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    #21550 in   > フォーマット別 > 単行本

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14 of 16 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 冬の哀しさ, 2007/5/13
 私がGOSICK、砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけないと読んだ後、桜庭先生の作品にはまるきっかけになった小説です。冒頭の、辻斬りのように、というフレーズにひかれ、するすると読み終えてしまいました。
 一話の「辻斬りのように」は七竈のいんらんな母、優奈がある日突然男遊びに目覚めて七竈をみごもるまでの話です。題の通り、ほとんど出会い頭にばっさばっさとそういう行為に及んでいきます。優奈が自身が持つ自分のイメージを変えるべく、心身を投げ出している様子が激しく静かに描かれています。
 そうして生まれた七竈と幼馴染の雪風を巡る大人達を中心に話が進んでいきます。最初は鉄道模型のように閉じた美しい世界、それがだんだんと変化して広がって、若い二人を押し流していきます。その中で母、優奈と七竈の関係も変わっていくのですが、この母を許す許さない近いようで遠い関係というのは母娘だけでなく、父息子でもあるのではないかと思います。読後、長い冬が終わり、まだ寒さの残る朝の空気を吸い込んだときのような少し哀しく清々しい気持ちになりました。桜庭先生の作品は一通り読みましたが、その中でも気に入っている小説です。
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11 of 14 people found the following review helpful:
4.0 out of 5 stars あの時、失っては生きてゆけぬと信じていたものは…, 2006/7/9
By YKS - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
七竈の母、川村優奈は平凡な女性ながら数多くの男と交じり、子を宿した。
昭和の田舎にあってこの行為は忌むべきものであり、その結果生まれた七竈は肩身の狭い思いをすることとなる。
輪をかけて不幸なことに、母に似ることなく彼女のかんばせはあまりにも美しく狭い田舎社会では悪目立ちしてしまう。
しかし、そんな彼女にも唯一心を許せる幼馴染が居た。
同じように美しすぎる美貌をもった男の子 雪風 である。
ちょっと古風で丁寧な話し方をする七竈。
あまり口を開くことはないが、多くの時を七竈と共に過ごした雪風。
家を空けることが多くなり、遂には育児を祖父に任せ放浪を続けるようになる淫乱な母。
小さな彼女らは青春期特有の永遠感を抱き、この時がずっと続くものだと信じていたが…。
優奈の奔放に巻き込まれた大人たちと、最大の被害者である子供が織り成す少し悲しく儚い恋愛物語。

うーん、情緒豊かな作り込み。
何か環境が変わるきっかけが起こるわけでもなく平凡な日々を過ごしているのに、徐々に同じでは居られなくなる心情の移ろい。
そして、便宜上恋愛小説とは言ったものの、強く熱く想いを寄せる恋があるわけではなく少し様相を異にする風情がある。
良い意味で同じ人が『GOSICK』を書いているとは思えない(笑)。
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18 of 24 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 赤いマフラーを巻いた異形にわたしもなりたひ, 2006/7/10
By HX.shu (Tokyo) - See all my reviews
うつくしい。
うつくしい、世界。
うつくしい、少女。
うつくしい、生きかた。
鉄道模型に閉ざされた、異母兄弟少年・雪風と、いんらんな母の娘、少女・七竃の、うつくしい言葉でつむがれる世界。

昭和の頃に、実らない恋に対する無自覚の煩悶から、堅物箱入り娘のままの小学校教諭でありながら、7人の男と関係を持つことで、自分を変化させてみたいと願った川村優奈。
誰かの子供を身ごもり、私生児を出産。その娘、七竃は、とてもうつくしいかんばせをしていた。
母・優奈、娘・七竃、かつて優奈と関係を持った男たち、公務員を退職した祖父、引退した警察犬、優奈の友であり風雪の母、優奈が欲しても手に入らなかった男・田中。
狭い共同体、狭い人間関係の中で、それぞれのまなざしから切り取られる平凡なはずの世界は、わずかに、少しずつ、でも確実に変容していく。
個性溢れる脇役が、ずいぶんとたくさん顔を出すのにも関わらず、すっきりとまとまっており、理解しやすい。桜庭一樹の今後のさらなる広がりに、期待大だ。
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5.0 out of 5 stars 結局は美少女の話。主人公への「共感」は期待していなかったが――

人並み外れて美しく生まれてしまった七竈。でも彼女が望んでいることは
人並みな母親からの愛情であり、恋愛であり、人生。... 続きを読む
Published 21 days ago by coconapple

5.0 out of 5 stars 桜庭作品で人に勧めるなら、私はこの作品。
文芸分野に限らず豊富な読書経験があり、しかも数少ない「書き続けることができる」作家の一人だと思う。... 続きを読む
Published 12 months ago by ton

5.0 out of 5 stars あぁ・・・・
この本を読み終えたときの感想が「あぁ・・」でした。
自分でも、何を表しているか分からない呻き(?)でした。すごく呆然としたような。... 続きを読む
Published 14 months ago by 水月

5.0 out of 5 stars 鮮やかな赤い色。
とてもまじめで控えめであったごく普通の女性・優奈が、
町の全ての女性から嫌われるような存在に変わります。ある日突然に。... 続きを読む
Published 15 months ago by ひつじ♪

5.0 out of 5 stars 母を許す長い旅
少女を描くことにかけては抜群の桜庭一樹が、どのように「白雪姫」を解題するか。断然の読みやすさ、ユーモア、そして、風土。モチーフは匂うごとくに漂うだけで、桜庭らし... 続きを読む
Published 18 months ago by 香桑

5.0 out of 5 stars 不思議なほど綺麗な文章
不思議なタッチで書かれているこの本に引き込まれてしまいました。
かなり好き嫌いのわかれる本だと思います。... 続きを読む
Published 20 months ago by 小さな勿忘草

2.0 out of 5 stars どうにも、肌に合いません・・・
最初の「辻斬りのように・・・」の時点で自分には合わない気がしましたが、なんとか全部読... 続きを読む
Published 21 months ago by 康太

3.0 out of 5 stars 不可思議な世界
初めて桜庭さんの作品を読みました。
不思議なタイトル、そして美しく妖艶なカバーイラスト。... 続きを読む
Published 22 months ago by moritats55

5.0 out of 5 stars 閉ざされた美しく儚い世界。
北の街の閉ざされた世界で繰り広げられる純愛がまるで氷がのように透明で冷たく、もろい。
そして氷が溶けるように儚い。... 続きを読む
Published 23 months ago by ももんが

4.0 out of 5 stars 美しさと異形、
まず、一度見たら忘れられない書名。そして美しい表紙の絵。
内容もそれにあって、とても美しいお話でした。... 続きを読む
Published on 2007/11/24 by ささくれ

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