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少女は卒業しない
 
 

少女は卒業しない [単行本]

朝井 リョウ
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

高校最後の卒業式、7つのさよならの物語。
校舎取り壊しが決まっている高校、最後の卒業式の一日。少女7人が迎えるそれぞれの別れを、瑞々しく描く連作短編集。恋愛あり、友情あり、成長あり、ミステリ的仕掛けあり。青春の全てがここに!


内容(「BOOK」データベースより)

今日、わたしはさよならする。図書室の先生と。退学してしまった幼馴染と。生徒会の先輩と。部内公認で付き合ってるアイツと。放課後の音楽室と。ただひとり心許せる友達と。そして、ずっと抱えてきたこの想いと―。廃校が決まった地方の高校、最後の卒業式。少女たちが迎える、7つの別れと旅立ちの物語。恋愛、友情、将来の夢、後悔、成長、希望―。青春のすべてを詰め込んだ、珠玉の連作短編集。

登録情報

  • 単行本: 264ページ
  • 出版社: 集英社 (2012/3/5)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408771442X
  • ISBN-13: 978-4087714425
  • 発売日: 2012/3/5
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 24,031位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
表現が素敵 2012/3/15
形式:単行本
学校が統合されるために校舎がなくなる
最終日に卒業式が行われるんだけど
その一日の中にぎゅっと詰まった
7人の女の子の物語。

この人の作品は初めて読みましたが
表現がすてきですね。
一部読みにくい物語がありましたが
おおむね好感触で一気に読めました。
リアルタイムな年齢ではありませんが
昔の思い出が蘇って「わかる、わかる」って感じで
ほっこりした気分で読めました。
個人的には最初の物語が好きです。

この人の他の作品もよんでみたくなりました。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 三鷹
形式:単行本
デビュー以来の朝井リョウさんのファンです。

廃校する高校、そこでの最後の卒業式の日を7人の女子高生の視点で描きます。それぞれの物語は独立しているので連作短編集ということになります。
すべて女子高生の一人称の語りです。「私」とか「あたし」とか。朝井リョウさんお得意のリアルな心理描写も健在です。
ただ、男性視点の話も入れてほしかったな、と思ったりします。「語り手は全員女子高生にする」と最初に決めていたのかもしれませんが、やはり女子高生だけだと「男は置いてきぼりかよ」と思ってしまいます。そこが唯一不満なところ。
特に気に入った短編は、ラストのふたつ。『ふたりの背景』と『夜明けの中心』です。前者は村上春樹の『ノルウェイの森』を、後者はよしもとばななの『キッチン』を思い出しました。
『ふたりの背景』は、いわゆるストレンジャー系、異邦人モノといった路線で、朝井リョウさんには珍しく淡々とした文体です。短編集としてはそこがアクセントになっています。このような「生きづらさ」というテーマは小説ではよくありますが、朝井リョウさんが書くとこうなるか、といった感じです。
『夜明けの中心』は、『もういちど生まれる』収録の『破りたかったもののすべて』もそうだったのですが、単なる青春モノから、普遍的な人間ドラマの域にまで達しています。自分は青春モノ以外もできるぞ、といっているのかもしれません。

朝井リョウさんはこの春から社会人。「学生のうちは学生のこと以外書かない」と言っていた彼が、今後どのような物語を書くのか。とても楽しみです。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hiroshi VINE™ メンバー
形式:単行本
廃校のために校舎の取り壊しが決まっている地方の高校の卒業式当日。
7人の少女のそれぞれの別れと旅立ちの物語です。

卒業式の朝に先生を呼び出して「好きでした」と告げる私
校舎の屋上で中退したダンサー志望で幼馴染の尚輝と会って卒業式をサボる孝子
卒業代表の答辞の中で好きだった男子生徒のことを告白してしまう亜弓
東京と地元に進学先が別れることになったバスケ部の寺田と後藤

作者は微妙に揺れ動く少女の感情をあざやかに描き出します。「コクる」「シュシュ」「ソッコー」「チャリ」etc. 現代の若者言葉が飛び交いますが、いまの少女たちの心は私の頃とちっとも変わらないと思いました。高校時代は、誰かを強く想うことを体験する時です。自分の大切な人を見つけて、その人との仲が永遠に続けばいいと願いながら、それが難しいことも学ぶ季節です。大人の社会に出ることへのあこがれと怖れの間に揺れ動いたりもします。そうした痛いくらいに切なくて不安な少女たちの気持ちを朝井リョウさんは見事な物語に昇華しています。

青春小説ですが、人を想う切ない感情がつまっていて、読みながら胸が温かくなりました。男の私でも登場する少女たちに共感できました'。朝井リョウさんの生徒たちへの優しい視線がいいですね。口語を生かした文章がとても美しい。若い才能の出現を喜びたいと思います。
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