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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
タイトルの答が本文で示されていない,
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レビュー対象商品: 少女たちの性はなぜ空虚になったか (生活人新書) (単行本)
タイトル「少女たちの性はなぜ空虚になったのか」に興味を抱き購入してみた。しかし、中で語られている内容からは、その「なぜ」に全く答えていないように 感じられた。 内容をタイトルに表せば、「戦後から現在までの女性たちの性意識の変化」と いったところだ。タイトルには「少女」とあるが、少女が話のトピックかと 思って読んでいたら、その話が非論理的に女性一般の話に敷衍したりする。 そもそも、「少女」とはどのくらいの歳までの女性を指すのかさえも示されて いないのが残念。また、研究書ではない(と個人的には感じているが)この種の 本であれば、もう少し著者自身が少女たちに触れて、生の声を聞く部分が 多くてもいいように感じた。 ただ、いい点としては、時系列で女性の性意識の変化がわかりやすく書かれている。 明治以前の性の開放期から家や結婚という制度を背景とした男性優位の時期、 戦後のだんだん豊かになるにつれ、また男女平等の風にのって、現在につながる 性意識の変化がわかりやすい。 しかし、女性たちが現在の性意識を持つようになった結論としては、「私たち 大人が作り上げてきた社会に問題がある」とおまけ程度でふれているが、これは 一般論にすぎない。別に性意識の変化でなくても、何にも当てはまる理論で 逃げているように感じた。読んで少し物足りなさを感じる本だった。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
少女の性意識変遷レポート,
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レビュー対象商品: 少女たちの性はなぜ空虚になったか (生活人新書) (単行本)
1970年代、80年代、90年代を主な対象とし、10〜20代の女性の性意識の変遷を調査・分析している。これは、貞操観やセックスの持っていた価値の変遷レポートと見ることもできそうだ。 渋谷で話を聞いたという10代の少女は全国の10代少女を代表する存在か、というのがとりあえずの疑問である。 全国的に見てそれなりの多数派でなければ、帰着点である「空虚になった」というのも含めて、 これはごく一部だけの話ではないかという疑念が残る。 ところどころで「すべての〜が…というわけではないが」という書き方が見られるように、 もともと全体を対象にしたレポートにするつもりではないのかもしれないが、いずれにしても取材対象が狭すぎる。 書きたいこと先にありきで都合のいいデータを持ってきているようにも読めてしまい、この点はあまりよくない。 文献の紹介とそれを基にした分析は面白いものが多い。 70年代、80年代の調査は基本的には文献からのリサーチであり、この間の変遷はわかりやすかった。 「主体性」とか「自分」がキーワードになるが、何が何によってどう変化し、 結果的にどうなったかというところを最低限落とさないようにしながら読むとよい。 この章では、86年の男女雇用機会均等法の施行に触れての「均等法の施行で同等になったのは、 仕事というよりは、むしろ遊びのほうだった」という分析は面白いと感じた。 ピンポイントでもっと掘り下げてもよかったかもしれない。 90年代については紙数に対してデータが多いのか、流れはわかるもののそれまでに対して構成がやや雑駁な印象もある。 あと、「前略プロフ」もいいが、「ミクシィ」の方がどちらかというと好例だった気がする。 書名からもわかるように「少女たちの性が空虚になった運び」がテーマだが、 最後はそれを受けて性の意味やその価値観について語られている。
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