本の前半部では、将来を左右する能力の基盤は小学校の3年生までに決まるということが述べられています。それは、数多くの子ども達と接してきた著者の経験から仮定されているものです。
そこで述べられている基盤となる能力とは「見える力」といわれている図形センス、空間把握力、試行錯誤能力、発見力と「詰める力」とされている論理性、要約力、精読力、意志力のこと。
「なんか難しいことをやらなきゃいけないの!?」と思いましたが、後半を読んでみると、大切なことは親子の関わりと自然の中で精一杯遊ぶことなのだそうです。
親子の関わりでは、子どもを伸ばす親・潰す親の行っている行動を例をあげて述べられています。特に親たちのNGワード・NG行動については「ハッと」させられることが述べられており、日頃の子育ての中で生かせることとして参考になりました。
我々の世代では普通に行っていた、自然の中で遊ぶことも、現在では色々な事情でなかなか遊べなくなってきていますから、この事を実現することも親の行動力に掛かっているような気がします。
最初題名を読んだ時には、脅迫的なものを感じましたが、中で述べられていることは至極もっともなこと、といった感じでした。
身につまされるとともに「やらねば!」という気にさせてくれる一冊だと思います。