あちこちで引用される本ですので、気になっていました。
やっと読みました。著名ブロガーで、オン・ザ・エッジのCTO
を務め上げた方が考える、仕組みの進化論とはナンだろうか?と。
物事のルールや環境が変化したとき、あなた、または
あなたのチーム、仲間は生き残れるか?を説いた、刺激的な一冊。
すでに出来上がった仕組みをブラッシュアップして、100個製造できる
ところを、5000個製造できるようにする、のではなく、20%の力を
新しい仕組みの創造に振り分ける。そうしないと、もしかしたら、
対象市場自体が消滅し、路頭に迷うことになるかもしれない。
生物学を引き合いに出し、「正しいかどうかは関係ない」生き残る
ことが正しい、という言明は刺激的で、今日の状況に適合している。
そういった意味で、「あなたはホントウに働いているといえるのか」
という提言は、エネルギッシュで、ドキっとさせられます。
ただ、私個人は、プログラミングと仕組みの話をアナロジカル
に結びつけるのは、ちょっと気に入りません。この世の中は
機械的ではないのですから。どっちかといえば、生物学的な考察のほうに
親近感を持ちます。
どっちにしても、プログラマーとして、あるいは、データセンター
の運営の責任者としての活躍と苦労は共感できますが、
世の中で生き残るという点での「仕組み進化」については、
ちょっと話があちこち飛んで、結構読みにくい。