ダメダメすぎる青年の、それはそれはダメな人生を覗き見ているうちに、あまりにもダメすぎて笑いすら出てくる…
という小説だと思っていたし、作者の方もそのような事を言っていましたが、私は笑えるところまで行けず、単に不快なだけで終わってしまいました。
しかしここまで不快にさせるということは、何か小説の「力」みたいなものを持っているんだろうし、星ひとつつけて「つまんなかった」とだけ書いて終わるのも違うような気がする。そんな感じです。
しかしまあ、絵に描いたような見事なダメ男でした。解説の町田康氏が描くダメ男には親近感を持ち、ダメ人間が堂々と生きていることに痛快さすら覚えるのですが、これは読んでて辛かった。
:以下追記
読後かなり経ってからこの主人公に共感できない理由をハッキリ文章にできました。
主人公に彼女がいるからです(笑)
しかも、主人公は取り得が無く、女性の方は少なくとも不美人ではなさそうなんです。
女性に何度もアタックして付き合えて愛されて、金ももらって、あげく言いたい事言って捨てる。
…美味しい思いしてないか?と。