「最新ミステリ大特集」と題して、かなり充実した内容の今月号。目当ては、冲方丁の「光圀伝」の連載なんだけど、それ以外も十分堪能できた。特に付録の読切文庫はなかなかのもの。
冲方丁の「光圀伝」の連載開始以来、読み始めたこの雑誌。結構、当たり外れ(というか、自分の好みかどうかといったほうが正確だけど)が多い、この雑誌だけど、今回は、私の好きな小説のジャンルでもあるミステリの特集が組まれている。この30年ぐらい、小説といえばミステリを中心に読んでいたが、ここのところ、SFとかのほうが多くなっていた。しかし、この特集を読んで、ミステリ熱が再燃しそうだ。
特に面白かったのは、特集の中の、ミステリのジャンルについての解説。いわゆる「ミステリ」と呼ばれるジャンルでも、本格ミステリ、ハードボイルド、果てはホラーまで含まれていて、それぞれのジャンルについて詳しく解説してくれているので、とても参考になった。
収録されている作品としては、冲方丁の「光圀伝」は言うまでもなく面白かったが、これまた私のお気に入りの作家、柳広司の「ジョーカー・ゲーム」シリーズの新作が掲載されていた。今までのシリーズの作品とはちょっと趣が変わっていて、よかったかな。
それと、毎号、付録として付いている読切文庫も充実。今回は貴志祐介、飴村行、近藤史恵、相沢沙呼の作品が収録されているが、飴村行と相沢沙呼は未読の作家。世の中には読んだことのない作家の作品もまだまだ面白いものがあるんだと再確認。