今月号の目玉は、東野圭吾の最新作、「回答は牛乳箱に」の掲載。人気作家だし、面白くなくはないんだけど、実はあまり自分好みじゃない。それよりも、やはりこの雑誌を買う目的は、冲方丁の「光圀伝」だ。
冲方丁の「光圀伝」の連載もこれで3回目。まだまだ、本筋に入る前の序章の序章という感じだが、水戸光圀の幼少時代から青年期に物語は移ってきた。今回、光圀は名家の世継ぎという立場でもありながら、町に繰り出し、暴れまわっているところで、あの宮本武蔵に出会う。この出会いが、彼に何をもたらすのか、次号が気になるところだ。
その他の作品では、今回も付録として付いている角川文庫の装丁そのままの読切文庫に収録されている桜庭一樹の「騎士は小さな姫にかしずく」がいい。「GOSICK」シリーズの外伝だが、ファンなら是非読むべきだろう。
その他、梨木香歩、矢作俊彦、古川日出男など私が好きな作家の連載小説も掲載されているけど、こちらは単行本になったらじっくり読もう。