月刊の文芸誌、「野性時代」の新創刊100巻記念特大号。新創刊前の大判だった頃の時代も特集されていて、高校時代に読んでいた記憶が蘇った。高校時代、笠井潔、平井和正、大藪春彦の連載をよく読んでいたなぁ。自分の読書人生の始まりといってもいいかもしれない。
さて、今回の特集では、柳広司のジョーカー・シリーズの「暗号名 ケルベロス 後編」が良かった。ジョーカー・シリーズは、柳広司ファンとしては、あまり好きじゃなかったけど、面白くなってきた。
それと、恒例の付録の文庫が面白い。松本清張、隆慶一郎、藤原伊織の3人の物故者の未完の小説が収録されている。特に隆慶一郎の「夜叉神の翁」は未完なのが惜しいぐらいの作品。
その他では、垣根涼介の新連載、「光秀の定理」がいい。実は、垣根涼介は読んだことがなかったけど、引きこまれるように読んでしまった。これまた、楽しみな連載が増えた。
もちろん、冲方丁の「光圀伝」、池上永一「黙示録」もいいよ。