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小説 郵便利権―小説 会計監査〈2〉 (幻冬舎文庫)
 
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小説 郵便利権―小説 会計監査〈2〉 (幻冬舎文庫) [文庫]

細野 康弘
5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「謀反ではない。最後の社会奉仕だ」。民営化される郵便公社の社長候補として有能な銀行家、山内豊明の名が挙がった。しかし、彼には従来の郵便機能を保持すべきとの考えがある。山内は、社長の座を引き受けたものの、民営化に絡む利権の数々を白日の下に晒しはじめた―。選挙操作、癒着、アメリカの思惑…。郵便改革の欺瞞を暴くリアル経済小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

細野 康弘
1943年生まれ。公認会計士。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学院商学研究科修士課程修了。中央青山監査法人でメガバンク、大手流通グループ、国営巨大公社などを担当。同監査法人の理事、評議会議長なども歴任。2006年退職し独立。会計スキャンダルの内幕を描いた長編小説『小説 会計監査』(幻冬舎文庫)で注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 204ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2011/6/9)
  • ISBN-10: 4344416872
  • ISBN-13: 978-4344416871
  • 発売日: 2011/6/9
  • 商品の寸法: 15 x 10 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 平和 トップ1000レビュアー
郵政民営化問題はあらゆる人間たちの利権が絡む大疑獄事件だと思います。本書の三友銀行社長は三井住友銀行の元社長で日本郵政の初代社長の西川義文氏です。郵政問題の中でも最も不可解な「かんぽの宿売却問題」に関しては竹中氏とオリックスの宮内氏が黒幕であることは周知の事ですが、西川氏の立場とスタンスは全く明らかにされていません。しかし本書では西川氏が郵政の社長に就任したことで国益を外資に渡すことなく守ることができ、かんぽの宿売却問題もわざと世間に明るみにすることで小泉・竹中グループが考えていた利権を断ち切ったというニュアンスの事が暗に書かれています。しかし、西川氏は国益を守るために本当にそこまで計算していたのか?という疑問が付きまといます。その割には三井住友グループ企業が利益を得たことも確かな事です。
その意味で本書は企業小説としては余りにも片一方の視点から見たものである事に気がつきます。筆者も三井住友グループと何かしらの関係があったのではないかな?と疑ってしまいます。
それにしても小泉元首相の分かりやすいプロパガンダに乗せられた我々国民は本当に反省しないといけないなぁと強くかんじました。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
主人公である山内豊明は、「最後のバンカー」西川善文をモデルとしたと思われる人物である。
MUFJの統合前夜〜郵政総裁時代を舞台とした活躍を描いている。
事実をフィクションで語る系統の経済小説であり、あの時、裏ではこんなことになっていたというたぐいのことがいろいろ書かれている。
このあたりは、非常におもしろかった。

二元論的な見方が強く、郵政分社化に賛成、規制緩和に賛成という人たちは、アメリカの操り人形であり、国益を損ねる人たちだという見方をとっている。
主人公は、これらの勢力に反する考え方をとる者としてかかれている。
(このあたりは、リアル世界の一般的な西川氏の評価とは真逆ではある。)
私(レビューアー)は、昔より透明性はましており、比較すればましな世の中になったと思っており、読んでいて肯定的に感じる点は多くなかった。主人公の見解は、今直面している問題を解決しないし、そもそも問題の原因を創ってきた世代なのであるから、勝手なものだとすら思う。

また、かんぽの宿の売却財産評価について、異論を持っているようであるが、論拠がいただけない。すなわち、採算度外視でつくられたのだから、採算が出てないから低い評価になるというのはおかしいという意見が小説の中では正論として扱われている。しかし、継続事業を前提とする事業セグメント評価であればともかく、売却目的の評価であれば、譲渡資産のみで収益評価するのは当然と考える。著者は、中央青山監査法人で理事まで務めたことがある公認会計士であり、不思議に思う。

それから、サブタイトルで、小説会計監査2となっているが、会計監査については、ほとんど書かれていない。公認会計士が主な筋を進めるところに関わっているわけでもないし、タイトルは適正ではないように考える。
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