元々私は恋愛小説は得意ではない。しかし、橋口氏の作品には常に注目している。
何故ならば彼女の作品は「生きた愛」をまざまざと描いているからだ。
これがこの作家の最大の魅力であり、一番力のある部分だと断言してもいい!
読みすすめていくと実際に感じるのは「重い」ということである。しかし、それはマイナスの評価にはつながらない。
何故重いのかというと橋口氏が生きた愛を描いているからであり、読んでいると活字の中に生きたキャラクターの絵が見えてくる。
私が橋口作品を読むときの一番の楽しみはこれである。読んでいて感情移入しすぎることもあったが、あれでよかったと思う。
私は杏と同じ道を歩むのかもしれない。ただし、最後以外は…。