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小説 太宰治 (岩波現代文庫)
 
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小説 太宰治 (岩波現代文庫) [文庫]

檀 一雄
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

太宰は自らの文芸の完遂の為に死んだ-.青春の一時期,ともに酒をあおり命をあおる濃密な交友を結んだ作家檀一雄は,太宰の死の直後,心に惻々と迫る挽歌を夜通し綴った.そして死をもって完遂された文芸を前に,何か書き加えることを躊躇しつつも,胸に残る数々の断片を回想せずにはおれない.才華ある友の死を悼む珠玉の1篇.沢木耕太郎解説.

内容(「BOOK」データベースより)

太宰は自らの文芸の完遂の為に死んだ―。青春の一時期、ともに酒をあおり命をあおる濃密な交友を結んだ作家檀一雄は、太宰の死の直後、心に惻々と迫る挽歌を夜通し綴った。そして死をもって完遂された文芸を前に、何か書き加えることを躊躇しつつも、胸に残る数々の断片を回想せずにはおれない。才華ある友の姿を活写する珠玉の一篇。

登録情報

  • 文庫: 266ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2000/2/16)
  • ISBN-10: 4006020120
  • ISBN-13: 978-4006020125
  • 発売日: 2000/2/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 322,662位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
痛々しい小説 2006/8/14
形式:文庫
中指の先からひりひり痛んでくるような太宰の生き様が、同時代にともに「酒をあおり、命をあおった」檀一雄の筆で伝わってくる。

小説というより「思い出」に近いような印象を受けたが、解説の沢木耕太郎の文章を読んでやはりこれは「小説」なのだ、と納得。

檀一雄は終生、太宰をうらやんでいたんだろうな。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ばらすなよ! 2006/9/10
By サイケデリック探偵団 VINE™ メンバー
形式:文庫
 この本で太宰は包茎だったとばらされています。かわいそうな太宰・・・。
 熱心な太宰ファン以外の人が読んでもあまり楽しめないかもしれないです。
 ちょっとだけ太宰の実人生に興味があるというひとには、長部日出雄の「辻音楽師の唄」をお薦めします。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By るるやま・かおる VINE™ メンバー
形式:文庫
檀一雄が盟友太宰治について書いた本。いい文章だ。面白い。
檀が太宰にひどい待ちぼうけを食わされ(経緯は省略)、檀が「ずっと待ってたんだぞ」と太宰に詰め寄ったとき、太宰が発した言葉がいい。
「待つ身がつらいかね。待たせる身がつらいかね」
たしかにキミはボクをずっと待っていた。ボクはそれを知っていながら、待たせることしかできなかったのだ。そのボクの気持ちがキミにはわからないのか。
これほど太宰らしい表現はないように思う。決して太宰は、待たせていることをひとときも忘れず、気に病んでいたというわけではないのだ。でも、問い詰められると、ついこんな言葉が出てくる。こういうズルイ太宰にファンはころっとやられてしまう。いやー、太宰って、やっぱりいいな。
タイプは違えど、檀も「火宅の人」である。「どうしようもない自分」を知っている。そんな檀の書いた次の文章がいい。
「(太宰は)例のそのチャーミングな微笑を口許に浮かべながら、自分が招来した運命の背に、ちょうど曲馬団の玉乗りのふうに乗っていた。乗りながら、足許を掻きさらいそうな、頼りない自分自身を静かにねぎらい合っていた。あれが青春というものだ」
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