昔、肩書きに「作家・処女作執筆中」と書いた女性がいたが、
作家講座の先生とその生徒たちが、文学新人賞の獲り方について話すこの本で
最も面白いのは参加者である作家志望者の略歴である。
例えばA氏
2004年角川エンタテインメントNEXT賞候補
2005年第9回坊ちゃん文学賞候補
2006年第2回日本ラブストーリー大賞候補
2007年第10回坊ちゃん文学賞候補
コンスタントに地味なところを狙って毎回候補。
この努力はすごい。
重松清でも、筒井康隆でも、清水義範でもこの作家志望者の略歴だけ見て1編書くだろう。
何しろ職業を拾うだけで、
占いライター
グラフィック・デザイナー
官能小説家
元作詞家
種苗会社勤務
OL
中国人
放射線科医師
中小書店従業員
スポーツ新聞記者
隠居