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小説家の開高さん
 
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小説家の開高さん [単行本]

渡辺 裕一
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

没後20年を迎える文豪・開高健氏と著者との、ひと月に渡る英国での交流を描いた表題作「小説家の開高さん」。あの蟹工船へ著者が実際に乗船した経験をもとにした「土方のマサ」。1970年代のヒッピー文化の真実をリアルに伝える「ヒッピーのエンディ」。さらに、来日したジョン・レノンが日本の骨董へ耽溺する秘話を明かした「骨董屋の善二さん」など、きらめくような中短篇が全十作。

出版社からのコメント

朝日新聞・読書欄で絶賛! だれが読んでも面白い本は、なかなかありません。『小説家の開高さん』は、<だれが読んでも面白いから、だれにでもすすめたくなる>一冊です。さりげなく磨きあげられた究極の日本語の妙が、各媒体から大きな注目を集めています。いままでにないあたらしいエンタテイメント文学の誕生です。

登録情報

  • 単行本: 214ページ
  • 出版社: フライの雑誌社 (2009/07)
  • ISBN-10: 4939003353
  • ISBN-13: 978-4939003356
  • 発売日: 2009/07
  • 商品の寸法: 18.4 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 272,080位 (本のベストセラーを見る)
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By 1
形式:単行本
開高健とジョン・レノンの文字に惹かれた。著者はフライフィッシングをやるそうで、作中にも釣りのシーンが出てくる。しかしこの作品はいわゆる釣り文学にカテゴライズされる本ではない。

開高健と行った英国の旅先でであった車椅子の男、キャンディーズをネタにせっけんを押し売りしようとする東北の老婆、歌舞伎をみて号泣するレノンとそれをあやすヨーコ。作者の人間を見つめる視線は冷静で粘りづよく、あたたかく強靭だ。ことに作者がじっさいに乗船したという蟹工船内部の人間関係の描写は、実体験だけに迫力満点だ。

思わず笑いを誘われる小粋な短篇も収録されていて、このスケール感と奥行きの深さは日本人作家にはめずらしい。読みやすいのにザラリと残る文体は作者独自のものだ。随所へ無造作にちりばめられた警句や箴言の切れ味は、作者のプロフィールをみて納得した。

デビュー当時のヘミングウエイの短篇集を彷彿とさせる味わいある一冊だ。おもしろい作家を見つけた。
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形式:単行本
「小説家の開高さん」だと?なんだ、この人を食ったようなタイトルは・・開高さんは誰もが知る小説家だろうが!と思いながら本を開く。
朝日新聞の書評欄に、エッセイストの平松洋子が紹介していたので、さっそく書店に行ったのだ。
土方のマサ、ヒッピーのエンディ、オカマの次郎さんと、さまざまな市井の人々のなかに「小説家の開高さん」が、何気に並んでいる。
・・・そうか!作者にとっては、オカマの次郎さんと、小説家の開高さんは、同列なのだ。何の上下もないのだ。と知った時、このタイトルは凄い!と思ったのだ。
名は体を表す。その内容は、タイトルが象徴していた。人間に対するまなざしの温かさに、心が震えた。

こんな厳しい時代だからこそ、ひとつひとつの文章が身にしみるのだ。みんな懸命に生きている。人生というものに優劣などない。
文豪開高さんと、骨董屋の善二さんの人生、どっちが崇高で、素晴らしいか・・?それは、読まなきゃわからない。どの人間の、どの人生が、あなたの琴線に触れるか?
ちなみに、私は「土方のマサ」だった。それにしても、これが還暦のデビュー作とは!!!!どんな作家なのか?「コピーライターの渡辺さん」という一章を加えてもらいたかった。
人生に戸惑うすべての人に勇気を与える素晴らしい本だ。ダマされたと思って、読んでみて欲しい。
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形式:単行本
言い回しにひねりやちょっとしたイヤミを加えつつも、全く不快になることはなく逆に非常に軽快でリズムがいい。さすがはコピーライター、渡辺裕一氏というところでしょうか。

全十編、どの逸話も「本当に!?」と突っ込んでしまう部分はありますが、まさに、事実は小説よりも奇なりという感じです。ただ、ジョン・レノンとの話しは、素直に「あー実際そうなんだろうな、なんて人だ」と震えてしまいました。

読み終えて、映像(映画)で見たくなりました(笑)
次回作にも大いに期待しています。
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