単一民族国家と思われがちな日本。北海道在住の私はアイヌに代表される先住民族の存在は知っていたが、小笠原在住の欧米系住民については正直知らなかった。
小笠原は、東京から見るとはるか南方の孤島。でもグアムからみればマリアナ諸島から続く(少し離れるが)島のひとつでもあり絶海の孤島ではない。そして地球儀を見てみると、大航海時代にアメリカ方面から太平洋を渡ってくればたどり着く可能性はある事を感じる。
北方領土や沖縄については報道や著述も多いが、小笠原について語られることは少なかった。太平洋戦争時に欧米系住民の受けた差別と、アメリカ占領~日本返還の変化に対応することの難しさ。そして欧米系住民と日本系住民の間でも起こる数々の問題…。
地球は広いこと、日本は広いことを、改めて感じさせる1冊です。