かの名作「小公女」をまったくのオリジナルなSFの世界観で、視点を傍観者に変えて描くこの作品。
個人的に絶賛注目中。
出足がよかっただけに2巻失速を恐れていたけど、無用な心配だった。
地球はロンドン、ベネディクト女学校に留学中の惑星トアンの王女ジノン(=セーラ)。
母星爆発と大使館爆破により急転直下、難民→メイドとして働くことに。
しかも実は任務で王女と入れ替わって学生生活を送っていただけで本当は侍女セニンに過ぎないと告白。
これは果たして真実なのか…?
そして、王女を探す母星の使いが女学校の隣に住まう。
若き指導者(候補)とそのお目付け役、どちらもイケメン。
主人公であるメイドのサリーが隊長の方と、今や同じくメイドとなったジノン、いやセニンか?こちらがお目付け役の方と遭遇。
今後恋の花が咲くのだろうか…?
原作からはどんどん離れていく気もするが、よくよく考えれば最初からSF的バックボーンにはモチーフは少なかった。
流れには違和感がなく、純粋に物語を味わいつつ、原作の香りをも楽しめるという美味しい作品にはちがいない。
元王女の暗い過去が独白されて、原作にもまったく参考にするエピソードがないし、気になって仕方がない。
兄への愛を胸に秘めて道具として嫁ぐ誇り高いお姫様のエピソードがどうまとまるのかも目が離せない。
本歌取りも多々あるが…たとえば「モンテクリスト伯」→「虎よ虎よ」くらい出来がいいと感じる。
SFでなければロミジュリ→WWSとかね。
名作の予感。
いや、名作認定なんかいらないけど、もう絶対ちゃんと著者が満足いくところまで描いて欲しい!
てゆーか、読ませて?
応援してます!
絵が苦手で敬遠している方(かつての自分)は損してるなあと思いますわ。