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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
単に笑わせるだけでなく、おもわず、ホロッとさせる,
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レビュー対象商品: 小沢昭一的新宿末廣亭十夜 (単行本)
TBSラジオに「小沢昭一の小沢昭一的こころ」という、もう30年以上も続いている長寿番組があります。「小沢昭一的」という芸風を確立した著者に、ある日、 寄席へ出てみませんか。 それも、ちょこっとゲスト出演なんていうのではなく、10日間 みっちり出演してみませんか。 というお誘いがありました。 しかも、出演打診があった寄席は新宿の末広亭。 著者は、子どものころに末広会という後援会に入っており、楽屋へもぐりこんだり、表で客寄せしたりと、いろいろ手伝った思い出がありました。 せっかくのお誘いですから、……と出演した高座の様子を実況中継したのが本書です。 いやぁ、もう、小沢昭一ファンには、たまらない一冊です。 まず、本の作り方に凝っています。 字体が普通の本と違う。通常の本を行書とすれば、草書のおもむきを醸し出しています。「と」の縦棒などはグサッとつきぬけていて、老眼ぎみの私が油断していると、「も」に見えないこともありません。 欄外に章の見出しを書いてある部分(柱)が縦書きで、ページ番号(ノンブル)は漢数字。もう、徹底的に舶来ものの雰囲気を排除しています。 なんとも、小沢昭一さんの語り口、寄席のふんいきを伝えようという、心憎い配慮じゃありませんか。 下座の三味線は、ラジオの「小沢昭一的こころ」のテーマ曲。今は亡き山本直純さんが作曲したものです。 客席から「待ってました!」の声があがると、 「待っててくださったほどのお話もできないんですけど。(爆笑)」 と、小沢昭一節がはじまりましたよ。 小沢さんの話は、単に笑わせるだけではありません。おもわず、ホロッとしてしまうところが持ち味のひとつですよ。 私も、本書を読んで心の中で3度泣きました。 いやぁ、いい本を読みました。 誰かと、この満足感を分かち合いたい気持ちになりましたよ。
14 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
残念,
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レビュー対象商品: 小沢昭一的新宿末廣亭十夜 (単行本)
文字にしたことで理解しやすくなった部分はあるが、音、調子がわからないというのは致命的である。もちろん、「これぞ話藝!」の片鱗に触れることはできて、買わなきゃ良かったと後悔するほどではないが、録音はあるのだろうから、ぜひCDにして発売してもらいたい。 「今日は、下品なことを聞く方がこれだけ大勢おいでいただいたわけですが。」とあるのは、折角文字にするのだから「・・・聞く方に・・・」あるいは「・・・大勢おいでくだすったわけですから。」と訂正することは出版社として最低限の義務であろう。 a cappellaの説明についても、正しくは無伴奏合唱体のことである旨の補注は必要である。
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