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小池一夫伝説 (映画秘宝COLLECTION)
 
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小池一夫伝説 (映画秘宝COLLECTION) [単行本(ソフトカバー)]

大西 祥平
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『子連れ狼』『御用牙』『修羅雪姫』『実験人形ダミー・オスカー』『クライングフリーマン』『弐十手物語』…魅力的なキャラクターを引っさげ、キャリア40年、200本超の作品を生み出した史上最強のマンガ原作者、そのキャリアの全貌を明らかにする。日本のエンタテインメント界に革命を起こした男、初の評伝。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

大西 祥平
1971年東京都出身。ライター、マンガ評論家、マンガ原作者、書店員、大学講師。「映画秘宝」(洋泉社)ほかの媒体で執筆。監修をつとめる「ジョージ秋山捨てがたき選集」など、様々なマンガ関係書籍の刊行を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 255ページ
  • 出版社: 洋泉社 (2011/11/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4862488498
  • ISBN-13: 978-4862488497
  • 発売日: 2011/11/26
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 服部弘一郎 トップ500レビュアー
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 漫画原作者小池一夫の評伝だが、本人に直接インタビュー取材しているのが特徴。著者が自ら「マンガ作品史」と言うように、発表された作品を通して小池一夫の業績を俯瞰していくもので、マンガ以外の仕事(小説や映画や作詞や劇画村塾やキャラクター理論など)についてはあまり語られていないのだが、それでも作品歴の隙間から、小池一夫の人柄や異色の経歴などが透けて見えてくるところが面白い。漫画原作者として第一歩を踏み出したさいとう・プロ時代のこと。それに先立つ山手樹一'カへの師事と、大学生活や最初の就職、そして雀士時代の話など、あまり語られることのなかった過去がさらりと書かれているのも興味深いところだ。

 さいとう・プロで「ゴルゴ13」の立ち上げに参加した小池一夫が、さいとう・プロから独立後もしばらくは「ゴルゴ13」の影をずっとたどっているという指摘には驚かされた。「子連れ狼」や「御用牙」の主人公たちも、そのプロトタイプになっているのは「ゴルゴ13」のデューク東郷なのだ。こうした「ゴルゴ13」への思いは、小池一夫自らがデューク東郷に引導を渡した「ザ・テロル」という作品に結実する。

 ほとんど誰も知らない小池一夫版「ハルク」のたどった紆余曲折や、中途半端に投げ出されてしまった「赤い鳩(アピル)」の舞台裏。有害図書に指定されて連載中断した「マッド★ブル34」の恨み辛みもあれば、「クライング・フリーマン」をきっかけに本物の香港マフィアに呼び出された話など、次から次に登場する意外なエピソードの数々。取材は小池一夫とコンビを組んだ漫画家や編集者にも及び、「実験人形ダミー・オスカー」は当初企業内幕もののつもりで連載がスタートしていたとか、連載時の雑誌でのアンケート調査では読者の評価がイマイチだったなど、その後の連載の様子を見ているとびっくりするような内輪話が出てきて、一度読み始めると止まらなくなってしまう本だ。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ザ・テロル トップ1000レビュアー
 『子連れ狼』『修羅雪姫』『弐十手物語』など多くのヒット作品を手掛け、また高橋留美子『うる星やつら』『犬夜叉』、原哲夫『北斗の拳』、板垣恵介『グラップラー刃牙』、堀井雄二『ドラゴンクエスト』など多くの弟子を輩出してきた劇画村塾の塾長としての顔をもつ御年75歳を迎えた現在もなお現役の劇画原作者として第一線で活躍し続ける劇画界の巨匠・小池一夫!
 本書は『映画秘宝』〈04・5月号〜05・4月号、09・5月号〜11・2月号〉に連載され、小池氏自ら自作について語られた内容で構成されたもので当時よく愛読していた私にとっても今回の単行本化は誠に嬉しいかぎりである。

 第一章では、特に知られざるデビュー前の挿話についても語られており、中央大学法学部から農水省の役人として順風満帆なエリートコースを歩むも入省してから一年も経たないうちにドロップアウトして学生時代から慣らしていた麻雀でメシを食っていた挿話やさいとうたかを氏が主催するさいとうプロに入って『ゴルゴ13』の誕生秘話や脚本を手掛けていた当時の挿話は興味深い(本作でも特に面白いので一読されたし)。

 第二章ではさいとうプロから独立、そして氏の代表作である『子連れ狼』の誕生秘話(氏が常々提唱しているキャラクター原論がここで実践されているので必読)や物語の構成について、また本作によって一躍売れっ子となった氏が恐るべきまでの量産体制で作品を発表(しかも作品の品質を落とさずに)していた事に驚かされるであろう。

 また、小池氏自らがほぼ全作に近い形で自作を解説されており、特に一作々々のキャラクターの創り方・立て方を中心に当時の氏の創作挿話が語られているのでそれを聞けるだけでも大変貴重であり、その意味でも後世に伝えるための資料として本書は十分な役割を果たされていると思います。
 他にも『クライングフリーマン』『赤い鳩(アピル)』『マッドブル★34』といった作品が作者の思惑とは別に不本意な形で終了を余儀なくされた挿話なども興味深い。
 
 梶原一騎氏もご存命であれば、是非このような書を出して頂きたかったし、自己の作品についてどのように語るのかも小池氏同様興味があります。

 個人的には武論尊先生の書も是非出して頂きたいです。
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日本のサブカルチャーの本流は「漫画」なので、漫画家個人にフォーカスが当たることは多い。手塚治虫がその筆頭だろう。しかし、漫画・劇画の分業制、漫画・劇画原作者になるとなんとなくわかったような気にはなるが、フォーカスが当たることは少ない。
キャリア40年、執筆原作数200を越える小池一夫は、完全に「巨人」だ。本書は、そんなサブカルチャーの「巨人」の評伝だ。
面白い。一気に小池一夫のファンになってしまった。元々漫画、劇画を読んでこなかった私でも、小池一夫の名前だけは知っていたし、「GORO」に掲載されていた「オスカー」とかは女性の裸の描写が強烈に印象に残っている(読んでいたのが私が10代だったためだが)。
さいとうたかをの所から独立してからの八面六臂の活躍が凄い。特に独立したての1970年からの活躍が、量とクオリティの高さ、一体何をしていきなり「新人」がここまでブレイク出来たのか・・・その謎には迫りきれてないのが残念だが・・・
年代別の作品毎に丁寧に小池一夫にインタビューし、作画を担当した方々へのインタビュー(永井豪先生まで!)も違和感なくおさまり、非常に読みやすい書籍になっている。
サブカルチャーの「巨人」の全貌には迫りきれてないが、漫画劇画原作者の姿に強烈なスポットライトを当てたことに非常に意味がある。
小池一夫を知らない方でも十分、氏の世界を堪能できる書籍だ。
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