著者自身の痛切な青春を記して今なお瑞々しい「Xへの手紙」、そして「眠られぬ夜」「おふえりや遺文」の小説作品3篇。さらには自らの“東京生れ”と重ねて近代日本文学の精神基盤の危うさを思う「故郷を失つた文学」、井伏鱒二、谷崎潤一郎等の作家論に、「文章について」など、これまで全集未収録の11篇を加えた昭和6年〜同8年の60篇。
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