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小林多喜二―21世紀にどう読むか (岩波新書)
 
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小林多喜二―21世紀にどう読むか (岩波新書) [新書]

ノーマ フィールド , Norma Field
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

『蟹工船』の作者、小林多喜二(一九〇三‐三三)。その生き方と作品群は、現代に何を語りかけるのか。多喜二に魅せられ、その育った街・小樽に住んで多くの資料・証言に接した著者が、知られざる人間像に迫る。絵画も音楽も映画も愛し、ひたむきな恋に生き、反戦と社会変革をめざして拷問死に至った軌跡が、みずみずしい筆致の中に甦る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

フィールド,ノーマ
1947年、東京で米国人の父と日本人の母の間に生まれる。1965年、アメリカン・スクール卒業後に渡米し、カリフォルニア州の女子大(当時)、ピッツァー大学へ。フランス留学中に「5月革命」を経験、帰米。卒業後は教師、主婦などを経て、1983年にプリンストン大学で博士号取得。2004‐05年、小樽市在住。現在、シカゴ大学教授。専攻は日本文学・日本文化。シカゴ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 263ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/1/20)
  • ISBN-10: 4004311691
  • ISBN-13: 978-4004311690
  • 発売日: 2009/1/20
  • 商品パッケージの寸法: 17 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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19 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 良くできています 2009/1/23
By USC VINE™ メンバー
形式:新書
 さて、「蟹工船」の作者である小林多喜二の人生を多喜二の作品およびその他の資料を絡めて綿密な文献考証の基に書かれた本です。新書ですからある程度の制約はあるものの、充分に小林多喜二の魅力に迫った内容になっています。生い立ちから、小樽時代から拓銀行員、東京に出て没するところまで書かれています。非常に読みやすい内容で新たな小林多喜二像を与えてくれます。昨今、「蟹工船」ブームになり小林多喜二の時代と今の時代とが酷似しているのを考えれば小林多喜二が今後読み継がれていくのは当たりまえのことでしょう。それに小林多喜二の文章が印象より非常に読みやすく書かれているのも知ることが出来ます。著者によって検閲で伏せ字になったところにもちゃんと文字が当たれています。多喜二を考える上での良質な本だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 今、本当に多喜二なのか 2009/1/30
形式:新書
傑作ルポルタージュ『天皇の逝く国で』(みすず書房)以来の著者のファンとしては、期待の1冊でした。数年前に著者が小林多喜二を研究していると知った折に小林作品も何冊か読んでいました。
この本は基本的に評伝と作品分析からなります。ここでも取り上げられる「党生活者」を読んだ際に感じた、当時の活動家の女性観の限界が、ここでは他の作品の分析と併せて解読されていますが、やはり多喜二個人の限界ではなく時代の違いからくる違和感はぬぐいされません。
この本の中心は、文学は文学として自立するものという現在の考えは歴史的なものにすぎず、多喜二は作家であること、活動家であること、を同時に生きようとしていた、そのことを見直すことで得られる、現在の表現や生き方の見直しということだと思います。
そこまでは分かるとして、小林多喜二にこだわることから、現在を撃つ言葉や行為が生まれてくるのかどうかについては、疑問が残ります。弾圧と戦う労働者の時代と、それぞれの中流幻想を求めながら成績に追われて一人一人切り離されて追い詰められていく、果ては過労死したり、解雇されたりしていく時代の差を感じます。現在を撃つ言葉はどこから出てくるのか、その問いに対する答えは多喜二さんの線から出てくるのか来ないのか、疑問が残りました。
よくまとまっていて勉強にはなるんですが。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 推奨 2009/2/23
By zigeunerweisen VINE™ メンバー
形式:新書
シカゴ大学の日本文学研究者ノーマ・フィールド氏の小林多喜二論。著者略歴に「2004-05年小樽在住」とあるから、現地で多喜二の足跡をたどられたのであろう。格調の高い日本語と深い人間洞察、綿密な調査、どれをとっても一級品である。多喜二が懊悩した時代の風景を垣間見ることのできる名作でもある。
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5つ星のうち 5.0 「プロレタリア文学など時代錯誤」という風潮を一掃する出来栄え
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5つ星のうち 5.0 一人だけで読むにはもったいないです!
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投稿日: 2009/5/27 投稿者: 瀬棚めい
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投稿日: 2009/5/20 投稿者: デボラ
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投稿日: 2009/4/9 投稿者: hiroshi
5つ星のうち 5.0 ノーマ教授は読者からの返信を待っている
源氏物語を研究するアメリカ人が、21世紀をどう生きるかということを問う旅の友に、"小林多喜二"という青年作家を選んだことに正直驚かされる。著者はその何故いま多喜二... 続きを読む
投稿日: 2009/3/17 投稿者: 佐藤三郎
5つ星のうち 5.0 等身大の多喜二に、触れることができました。
学生時代、小林多喜二の『党生活者』が好きでした。
例の女性の描き方がどうなんだ、という問題作なのですが、... 続きを読む
投稿日: 2009/3/2 投稿者: りん
5つ星のうち 5.0 多喜二さん探し
かつて『一九二八年三月十五日』を一読してすぐわかったことはなぜ多喜二が逮捕されて即日警察になぶり殺しにされたかということだった。この本に描かれた拷問はそれほど凄ま... 続きを読む
投稿日: 2009/2/28 投稿者: 白河夜舟
5つ星のうち 5.0 今も多喜二の理由
プロローグとエピローグの美文は多喜二と彼を思う人たちの心(著者を含め)がしっかり伝わる名文。そして、その間に挟まれたページは美しいだけではなく、多喜二を今どう読む... 続きを読む
投稿日: 2009/2/1 投稿者: シカゴの雪
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