書店で見かけて表紙買いしてしまいました。物語のあらすじをたいして知りもせず読んでみたけど当たりでよかったです。
ストーリーは大体商品説明通りですが今回活躍しておいしいところをもっていったのは聖騎士のアスレイドでした。
最初のクール、武骨、真面目キャラが読み進めていくうちにどんどん崩壊していくのが見どころのひとつでそのあたりと主人公のステラとの掛け合いがコミカルで作品全体の陰鬱しそうな世界観から救ってくれた感があります。
主要キャラ3人の個性やペットとなったプーちゃん、大皿の皿男などどのキャラも個性が強くこれからの作品が楽しみです。
特に主人公ステラが天涯孤独で失業し自殺しようとしたところをアストレイドに助けられ(アストレイドの護衛していたピオ神父の指示)事情を聞いたピオ神父が親切心と見せかけてステラの再就職先に50人もメイドが殺害される事件が続いている屋敷を紹介する物語の冒頭 いかいに世知辛い経験を積んだ主人公か分かると思います。
しかしこの主人公見た目は子犬のように可愛らしく清純ですが実はとても精神は図太い。気味の悪い別館に1人皿洗いに行けと命じられても多少恐がりはしますが新人はこんもんかと楽天的に受け入れてしまい見るだけでも気分が悪くなる悪魔皿を洗ってみせました。他にも、悪魔憑きになってしまったかつての同僚のメイドを助けるために得体のしれない皿男に接吻しようとしたりとにかく本人は周りに巻き込まれて悲運にあうけどそれを自分の責任とおもって立ち向かっていく前向きで超ひたむきな良い子です。
他にも色んな伏線が用意されていて、ステラの祖母から続く開けたら死にいたる宝石箱に憑いている使い魔(次回作はその真相が多少進展しそう)とか、大皿のしつこい皿男とステラの前世の過去とのつながりとかまだまだ始まったばかりです。
全体的にキャラは面白いし明るいんですが、悪魔皿という12人の悪魔界の貴公子を封印した大皿のうちの3枚をステラが割ってしまいます。皿を割ったことで中に封じられていた大悪魔3人を封印しなかればいけない過酷な運命を主人公が背負う羽目になるのでなかなかオカルトなグロイ描写もあったりなかったりします。
自分はこれを一気に読んでいて気がついたら深夜になっておりそれから就寝したら2日続けて悪夢を見ました。寝る前に読書はいいけどそのあとに寝ると読んだ本の内容が反映されることがあるのが難点ですがみなさん是非この作品は読んでください。おすすめです。