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小布施 まちづくりの奇跡 (新潮新書)
 
 

小布施 まちづくりの奇跡 (新潮新書) [新書]

川向 正人
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

毎年一二〇万人の観光客が訪れる長野県小布施町。この小さなまちの何に、人々は惹きつけられるのか―。そのヒントは、「修景」というまちづくりの手法にあった。伝統的な町並みに固執しすぎない。とはいえ、まちの歴史をまったく無視した再開発でもない。いまあるもの、そこに暮らす人々の思いを大切にしながら、少しずつ景観を修復して、まちをつくってゆく。奇跡ともいわれる小布施流まちづくりを内側から描き出す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川向 正人
1950(昭和25)年香川県生まれ。現代建築都市研究者。東京理科大学理工学部建築学科教授。74年東京大学建築学科卒業。ウィーン大学・ウィーン工科大学留学を経て、81年東京大学大学院博士課程修了。2005年から東京理科大学・小布施町まちづくり研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 223ページ
  • 出版社: 新潮社 (2010/03)
  • ISBN-10: 4106103540
  • ISBN-13: 978-4106103544
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くう
形式:新書
一度は訪れてみたい小布施の町が、どのようにして「まちづくり」を成功させたか、をわかりやすくまとめています。「修景(町並み保存ではなく)」「住民にとっての暮らしやすさ重視」「内と外の関係づけ重視」「小布施ならではの追及(都会や他の都市をまねるのではなく)」など、それぞれの地方都市が直面しているまちづくり政策を進める上でのエッセンスに関して、いたるところで言及されています。実際の景観や図面に現わされるまちの整備の根底には、人と人との出会い(北斎と高井鴻山、市村郁夫元町長と宮本忠長など)が大きく作用していることにも気づかされます。行政職員やまちづくりに関心のある市民の方々、必読の1冊!
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
困難だ 2010/8/2
形式:新書
まちづくりの本は初めてかも。
かなり衝撃でした。
まちづくりと言えば、100%行政の仕事だと思っていた。
ところが小布施は、2年にも及ぶ五者会議を経て、修景事業が始まっている。
1980年代初めのことだ。
5者とは、該当地区に居住、就労している地権者(小布施堂の市村次夫、長野信用金庫小布施支店、市村良三、真田達男)と小布施町の行政。
五者会議の原則は「地権者が経済的にも自立して、みずから夢を実現する」。
生活圏としても事業所的にも行き詰っていた土地を、地権者同士で売買はせず交換や賃貸で、当事者すべての希望がかなうよう再構築した。
そこへ1983年に高井鴻山記念館がオープン。「町並み修景事業」着手。
80年代後半には、対外的な評価が高まり、大勢の観光客がやって来るようになる。
現町長、市村良三の「最初から望んだわけではないし望んだからといって必ずしも実現できるものでもなかったはずだ」とのコメントに、「まったくだよ」と思う。
70年代にスタートした小布施のまちづくり。
最初からコーディネイトしてきた建築家の宮本忠長、彼を重用し続けた町長。
当時の町長、市村郁夫は市村次夫の父親で小布施堂の先代社長。現町長、良三は次夫の従兄弟。
このブレない基盤の元に小布施の歴史や規模、地形の特徴なんかがあって、大きな成功の要因になったとは思える。
敷地境界を越えて設計する仕事が建築家に依頼されることは、日本では皆無に近い、とのこと。
宮本忠長が「一幅の絵を描くときに、こちらに色を置くと、あちらにも同じ色を少し置くように」行った修景事業。
その小布施でも事業の完成から20年が過ぎ、世代交代や、観光地化のデメリットなど、どこでも避けられない問題が普通に発生している。
まちづくりのなんと困難なことか。
でも長年培ってきた「小布施流」の手法で乗り切って欲しい。
がんばれ小布施。
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