ライフハック系のMOOKをよく出しているインフォレストから、ライフハックの決定版ともいえるMOOKが出た。
Hacks本の著者、小山龍介氏を編集長に非常に中身の濃いMOOKになっている。
本編は、整理Hacks!、時間Hacks!、思考Hacks!の三つに分かれ、それぞれTOOL HACKS!の題名のとおり、アナログ、デジタルに関わらず、役に立つ道具たちを紹介している。
どれも、まったく知らない内容ではないけども、こうやってTOOLの観点から、ライフハックを系統立てて説明してくれる本は、小山龍介氏ならでは。
また、各編の最後に実践編として著名人がどのように工夫しているかが載っている。これがLifehacking.jpの主宰者、堀正岳氏、「早起き」の池田千恵氏、『考具』の加藤昌治氏と、よくもここまで集めたという人達。これも必読。
さらに、本編の合間に挟まれる小山龍介氏と著名人との対談もいい。超整理法の野口悠紀雄氏をはじめ、Twitterに関しては川井拓也氏などの対談は、仕事の達人たちがいかに「道具の使い方」を工夫して、自分の仕事をより効率的に、より創造的に行っているかが分かる。中でも、元内閣府参事官の高橋洋一氏(埋蔵金という言葉を流行らせた人!?)との対談はなかなか。彼がW-ZERO3ユーザというのもうれしい。
このほかには、小山龍介氏とともにHacks!ノートを開発した文具コンサルタントの土橋正氏によるHacks!ノートの使い方の説明も、せっかく買ったのに使いこなせてない自分には参考になった。
それと巻末には、有料・無料のツールの紹介記事も文房具、ガジェット好きにはたまらない。
とにかく、「はじめに」にも書いてあるように、ツールが人を変え、行動を変える。逆にいえば道具の使い方を知らなければ、人は変われず、行動も変えられない。使いこなすまでには時間がかかるかもしれないが、自分にあった「道具」を見つけるにも参考になる本だった。