「儲かる仕組みを作りなさい」に出会って以降、小山氏のマネジメント手法には興味があり、その著作もほとんど読んできた。どの書もそれなりに得るもの、考えさせられるものがあったが、本書に関しては「これはちょっと…」。まずもって内容は前著「決定で儲かる会社を作りなさい」で明かされていた銀行交渉術の劣化コピーである。前著では30ページくらいで簡潔に解説していたものを今回はむりやり200ページに薄めてみました、という感じだ。また文章力の低下は目を疑うばかりで、平易な文体の割には内容がスムーズには頭に入ってこない。かつての著作には確かにあったユーモアやエスプリも消え失せている。このところ刊行点数が増えている小山氏だが、ファンのためにも粗製乱造にならぬよう気を引き締めて頂きたいと思う。