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小室直樹の学問と思想
 
 

小室直樹の学問と思想 [単行本]

橋爪 大三郎 , 副島 隆彦
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

経済学との出会い、社会学者・小室直樹の「システム論」、そして業績―その膨大な著作、研究、思想を、東京工業大学教授・橋爪大三郎、評論家・副島隆彦が時系列に沿って解説する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

橋爪 大三郎
1948年神奈川県生まれ。社会学者。東京工業大学教授。同大学世界文明センター副センター長を兼務。東京大学文学部社会学科卒業。同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。執筆活動を続けるかたわら、言語研究会、小室ゼミナール等に参加。言語を社会現象の根幹に位置づける言語派社会学の構想を展開

副島 隆彦
1953年福岡県生まれ。評論家。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを歴任。政治思想、法制度、金融・経済、社会時事評論など多くの分野で、画期的な研究と評論を展開。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本初の民間人国家戦略家として研究、執筆、講演活動を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 276ページ
  • 出版社: ビジネス社; 新装・増補版 (2011/04)
  • ISBN-10: 4828416366
  • ISBN-13: 978-4828416366
  • 発売日: 2011/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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小生の書架の小室直樹博士全著作に、並んで収められている本作の旧版。

博士の追悼として20年ぶりに新装された本書は、橋爪・副島両氏の師に対する深い敬愛が感じられる対談が増補されおり、小室博士の「学問と思想」に加え「人間・小室直樹」の魅力が十全に伝わる編集になっている。
温厚でダンディな橋爪氏と鋭利でラディカルな副島氏という組み合わせが、まず面白い。ここに韜晦癖の宮台氏を加えたお三方が、世間にも知られた小室博士の高弟であろうか。

311以降、学者の真贋がネットを通して白日の下に晒されている。
確かに原発村のデタラメこと斑目原安委員長と京大原子炉実験所助手小出氏の対比は大衆にもわかりやすい、アカデミズムの「中心と周縁」の構図だ。
時の政権でさえ手足を出せない強大なこの「ムラ社会」こそ、小室直樹がエキセントリックに見えるほど田中角榮擁護論でロックオンしたターゲット「東大法学部」であった。
30年後の現在も高弟・副島隆彦は師の教えを守り小沢一郎擁護論を展開中だ。小室博士は良い弟子を持った。以って瞑すべし、とはこのことか。

小室直樹の学問と思想のエッセンスは、橋爪氏が記した「まえがき」が正鵠を得ているだろう。

「預言者は、故郷に入れられないという。だから小室博士は、時代はそのうち私に追いついてくる、と達観した。時代が追いついたとき、小室博士はもういない。小室直樹の不在は、博士の知性を正しく遇することをしなかった、私たちの咎である。(中略)学者は究極のところどういう存在か。生まれついた自分の頭脳を、自分のためでなく、公共のために用いる人だと思う。小室博士ほど、自分の頭脳を公共のために、使い切った人はいない」(まえがきより無断転載)

法学・人類学・経済学・心理学・社会学。宗教学の上位概念である「社会科学」の面白さと深さを教えて下った小室直樹先生の生前の薫陶を惜しみつつ、合掌。
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By Kana
Amazonが確認した購入
よく知られているとはいえない 小室 直樹 をその死を機会として紹介しようというのは,わるくないかんがえだとおもう. しかし,この本は 1992 年に出版された本をわずかに改訂しただけで再度,出版しているだけだ. 小室はその後も重要な本を書いているし,当時といまとでは評価軸もかわってきてしかるべきだろう. 1992 年以前の小室の本の評価が当時と現在とでそれほどかわるとはおもわないが,この本の内容はいかにもふるいし,せまい.
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By smna
小室直樹の薫陶を受けた橋爪・副島両氏が、政治・経済等の分野を超えて(そもそも小室氏はこうした学問分野を超えているので当然か)、語り合う方式で、各氏の自説と小室氏の講義内容を紹介する。このため、橋爪又は副島氏の意見なのか小室氏の考えなのかがところどころ不明瞭なところがあるのは否定できない。ただ、誰の説でも内容はかなり高度なモノ(特に経済学関連の記述はかなり高度のような気がした)っで信用に足るはずだから、じっくり腰を落ち着けて読むべき本だ。
-「100年、200年の寿命がある古典を10冊買って、10回ずつ読め」
という小室氏の指導はズシリと響くが若い時に聞きたかった。記憶に残ったことは、
-アダム・スミスは道徳哲学の教員;彼の生きた時代に経済学という学問はまだなし
-宗教とは行動のパターン
-ソ連人ほど国際法を守るのに汲々とする者はいない。ソ連は自国の行為に関して、その国際法上の合法性を何とかして証明しようと必死の努力を重ねる。・・・ソ連の権力者たちは臆病なまでに国際社会の評価や国際法の解釈で自らを正当化する言論に異常なまでに腐心してきた人々。
-他方で、ソ連やドイツと比べても、イギリスとアメリカほど国際法を堂々と無視する国はない;自分の国の生命線に係る問題が起こると恥も外聞もなく自ら結んだ条約を破る行為も敢えて行う国(今のアメリカにも言えるな〜)
-太平洋戦争の原因は日本の中国戦略;日本が中国を呑み込んでしまうことをアメリカは無視できなかった。
-当時の日本軍は国家の中の一組織であることを超えて自己の組織利害を肥大させていった。中国に侵略していくことは日本陸軍の方針であった。・・今は個々の企業が自社の利益を追求するあまり(旧陸軍と度似たような)行動を取っていないか?
などなど。
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