柔道家だけでなく、柔術、サンボ等、寝技技術を向上させたい方全てにオススメの一冊です。
まず驚いたのは教本の厚さ。持っている技術や指導法を、存分に詰め込んでいることが強く伺えます。文字は少なめで、目で見て分かりやすい写真を多く使い、読むというより、見て理解する教本といった印象を受けました。著者も言っていますが、年少者や外国人も視野に入れており、かなり気合いを入れて製作に臨んだのだと思います。
肝心の中身は、今まで発売された『ザ・コムロック』、『柔道固技上達法』が教本になったのかと思いきや、さらに新しい技術が随所に盛り込まれており、非常に満足できる内容になっています。
個人的には、下からの袖車絞、コムロックからの片十字絞、コムロック式腕挫腋固(2b)がお気に入りです。もちろん序盤の基礎運動や打ち込み等も濃密な仕上がりとなっており、選手だけでなく指導者にもオススメです。
また18からなるコラムも、非常に読みごたえがあります。著者の生い立ちや、柔道に対する熱い思いが強く伝わってきました。
冒頭にも書きましたが、柔道家だけでなく、柔術、サンボ等、寝技技術を向上させたい方全てにオススメの一冊です。バイブルになること間違いなし。私は電車内でも堂々と読みふけります。