内容紹介
本書は第1部 理論編と,第2部 展開編の二部構成になっている。また,本書では,理論と実践の乖離にありがちな課題に配慮し,編集されている。例えば,新しく登場してきた「体つくり運動」の「多様な動きをつくる運動(遊び)」においては,学習指導要領解説(体育科編)に記述された内容を詳細に吟味し,その趣旨を踏まえた基礎研究として実践を繰り返した研究成果の例示を特徴としている。器械運動においては,運動学の質の高い知見に寄り添った,つまずきを見逃さない指導の手立てと,確かな技の習得を目指す豊かな場づくりを提案する,理論的実践を特徴としている。ゲーム・ボール運動領域においては,ゲーム・ボール運動における「勝敗」が,子どもの立場から見たときに実際に何によって争われており,「攻防の組み立て」が実際にはどのような内容として子どもの立場からとらえることができるかを,ゲームの「局面」から考え,授業を創ろうとする,いわゆる「局面学習」を視座に,子どもと運動のより良い関係を願う教師の思いや,子どもの実態に応じたより実践的で具体的な工夫を特徴としている。(「はじめに」より抜粋)
レビュー
編著者からのコメント
今,教育に求められていることとは何か。
それが,単なる学習内容の「習得」にとどまらないことはいうまでもありません。「習得」した内容を積極的に「活用」し,こだわりをもって深めて(「探究」して)いく能力こそ,これからの社会を生きるために必要な能力であり,それを養うことが教育に求められているといえます。
本書で扱われる新しい体育の授業提案においては,それらを「やってみる-ひろげる-ふかめる」のフレームに置きかえ,学習過程を組み立てています。そして,子どもたちが体育学習に臨むにあたっての動機づけとして,運動の機能的特性(楽しさ)を味わわせることはもとより,個々の運動がもつ技能の魅力を「動きのおもしろさ」の観点から扱っています。このように運動の特性や魅力に触れさせることで,小学校体育の枠を超え,生涯にわたって自発的に運動に親しんでいくための素地を育みます。これからの新しい体育授業実践に,ぜひご活用ください。
著者について
細江 文利 東京学芸大学教授・小学校学習指導要領解説体育編作成協力者
池田 延行 国士舘大学教授・小学校学習指導要領解説体育編作成協力者
村田 芳子 筑波大学教授・小学校学習指導要領解説体育編作成協力者
立木 正 東京学芸大学教授
松田 恵示 東京学芸大学准教授
水島 宏一 東京学芸大学准教授
中村 康弘 千葉市立千城台西小学校校長・小学校学習指導要領解説体育編作成協力者
池田 延行 国士舘大学教授・小学校学習指導要領解説体育編作成協力者
村田 芳子 筑波大学教授・小学校学習指導要領解説体育編作成協力者
立木 正 東京学芸大学教授
松田 恵示 東京学芸大学准教授
水島 宏一 東京学芸大学准教授
中村 康弘 千葉市立千城台西小学校校長・小学校学習指導要領解説体育編作成協力者