今,教育に求められていることとは何か。
それが,単なる学習内容の「習得」にとどまらないことはいうまでもありません。「習得」した内容を積極的に「活用」し,こだわりをもって深めて(「探究」して)いく能力こそ,これからの社会を生きるために必要な能力であり,それを養うことが教育に求められているといえます。
本書で扱われる新しい体育の授業提案においては,それらを「やってみる-ひろげる-ふかめる」のフレームに置きかえ,学習過程を組み立てています。そして,子どもたちが体育学習に臨むにあたっての動機づけとして,運動の機能的特性(楽しさ)を味わわせることはもとより,個々の運動がもつ技能の魅力を「動きのおもしろさ」の観点から扱っています。このように運動の特性や魅力に触れさせることで,小学校体育の枠を超え,生涯にわたって自発的に運動に親しんでいくための素地を育みます。これからの新しい体育授業実践に,ぜひご活用ください。
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