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小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ
 
 

小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ [単行本(ソフトカバー)]

平川克美
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「日本よ、今年こそ大人になろう」
大震災、「移行期的混乱」以降の個人・社会のあり方とは?
政治家も経済学者も口にしない、「国民経済」復興論。
『移行期的混乱』で、「有史以来初めての人口減を食い止める方策は、経済成長ではない。それとは反対の経済成長なしでもやっていける社会を考想することである」と指摘した著者。本書では、その社会のあり方として「小商いの哲学」を提示する。「身の回りの人間的なちいさな問題を、自らの責任において引き受けることだけが、この苦境を乗り越える第一歩になる」短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考!

内容(「BOOK」データベースより)

大震災、「移行期的混乱」以降の個人・社会のあり方とは?政治家も経済学者も口にしない、「国民経済」復興論。短期的ではなく長期的な視点での復興策を、血の通った言葉で書きつづった感動的な論考。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 232ページ
  • 出版社: ミシマ社 (2012/1/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4903908321
  • ISBN-13: 978-4903908328
  • 発売日: 2012/1/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By トップ500レビュアー
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この本は、今後の時代変化として「縮小均衡」を説いている。
また、変わらないこととして「小商い」ということを言っている。
それは、直接性、継続性つまり自然(ヒューマン・スケール)ということである。
自己実現・自己決定・自己責任といったグローバリズムが推奨した価値観ではなく、本来自分には責任のない「いま・ここ」に対して責任を持つという共同体的な成熟した大人としての行動である。そういう考え方・生き方がいままで生き残ってきたし今後も生き続けられるであろうという意味である。

それは、「個」の発見と進展そしてその帰結としてのグローバリズムの受け入れそして、経済成長に行き詰まった先進諸国、この「ろくでもない現在」にどのような立つ位置を取りうるかに対する著者の答えである。

フリードマン流の新自由主義・市場原理主義はリニアな思考の常としてどんなに精密に組み立てても思い通りにはいかず貧富の差の拡大と金銭至上主義の底の浅さを露呈しポジティブな面が翳みつつある。
日本においても同様でありそして更に、既に「富」を獲得したものとして「野生」を喪失している。核家族により地縁は失われた。社縁も失われつつある。

この本は、3・11の災厄の衝撃の下でまとめられている。
進歩史観、西欧文明史観の相対化であるが体験したものでないと肌では分らないだろう。
随処に著者らしい洞察があり愉しい。
例えば、東京オリンピック以降老いのプロセスというものが進歩という言葉の背後に隠蔽された。
もう一つ、商店街に帽子屋があった時代はおとなというものが存在していた。親子がため口をきくような時代からは想像も出来ない距離がおとなとこどもの間にはあった。その時代は、「貧しかったゆえの豊かさ」というお金以外のもう一つの「豊かさ」の時代であった。
下村治の慧眼が高く評価されている。また、出生率についてはエマニュエル・トッドが。
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By taikoo
今の時代を表現する、重要な一冊。
「拡大しつづける経済」は存在せず、「縮小均衡」というあらたなステージに
どう対峙するかが大事である、というここまでの流れには、とても納得。
特に、昭和30年代からの、働くことに関する環境・価値観の変遷は
丁寧に描かれており、とても勉強になる。
「脱・経済成長」という価値観の転換期に来ている、と感じさせられる。
なのに、この本はどこか、しっくりこない。
それは「かゆいところに手がとどかない感」にある気がする。

「小商いの時代」とは言うけれど、じゃあこれからの時代の小商いって
どういうものなのか、が見えてこない。
どうしても、この本からは「昭和30年代の、幸せだった時代に戻りたい感」を感じてしまう。

「ヒューマンスケール」「身の丈に合った商売」というキーワードが
よく出てくるけど、
これからの時代におけるヒューマンスケールの持ち方って、
昭和30年代とは全然違うモノになるはず。
そこらへんが見えると、もっとリアリティ持てたのに。惜しい。
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15 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
確かに筆者のおっしゃる通り「小商いのすすめ」というタイトルから想像していた本ではありませんでしたが、この東日本大震災後、そしていつか来るであろう関東大震災等の災厄や人口減少などの決して楽観できない状況の中、私たちはどのようにして生きていけばいいのか(どのように経済活動・地域活動を行うべきか)の道筋を示す本です。

自分の身の回りに責任をとる事、それが大人になるという事。
責任をとれる範囲で商売をする。それで小商いなんですね。
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