内容は著者のインターン時代から始りまり、
青年海外協力隊に応募するまでのいきさつとその訓練模様、
マラウィのクイーン・エリザベス病院で小児科医としての勤務の数々、
ラオスでのポリオ根絶運動など。。。
その陰での政治的、企業側の金権体質の闇。。
発展途上国に身を置き現場で活動された医師だから書ける
貴重な本音がたくさん記述されています。
クイーン・エリザベス病院では一年間に1000人産まれた赤ん坊のうち
150人が亡くなると云う日本では考えられない現実に胸がつまされました。
一日に何人もの子供が亡くなり次第に著者もその現実に麻痺していく様子
も書かれています。
悪い言い方ですが途上国では人の命がまるで虫ケラ同然の様で涙が出ました。
著者の後書きにはアメリカへの批判が書かれています。
自国に国民健康保険がないのは先進国ではアメリカだけである。
自国の弱者を見捨てる国がどうして途上国の人々の健康を守ることが
できるのだろう…と。。。