内容(「BOOK」データベースより)
母親と医者でつくった、わかりやすくて役立つ子ども医学書。役立つチェックリスト付き。
内容(「MARC」データベースより)
母親と医者でつくった、わかりやすくて役立つ子ども医学書。熱やせきといったよくある症状から、どんな病気が考えられ、親は何をしたらよいのかを解説。子どもに何かの症状が起こったときに役立つチェックリストも収録。
出版社からのコメント
読むと不安がつのる医学書が多いなかで、この本は日常的で子どもがかかりやすい病気や症状についてていねいに書かれています。熱・せき・嘔吐など、子どもの気になる12の症状を中心に、各章ごとに「チェックリスト」を設け、「6ヶ月未満の乳児について」「保育園・幼稚園に通う判断」は別頁で説明。さらに母親の質問に医者が答えるページで内容を補足する。一家に一冊必備のお役立ち本です。出産のお祝いにもピッタリ。
著者からのコメント
これはすごい本です。とても役に立ちます。子育て中の家庭なら、一冊備えておいて決して損はありませんし、子育てについてアドバイスを求められることのある立場の人にも、きっと役に立つと思います。
この本に出会ったのは書店の洋書コーナーでしたが、手にとつて序文を読み出したとたん、びっくりしてしまったのです。家庭医学書の序文を医者でなく、ただのお母さんが書いているではありませんか。しかも、そのお母さんが医者と一緒にこの本をつくったということを知って、ますます驚いてしまいました。
医者を利用する側である“患者さん”が、「私たちはこんな木が必要だ」ということで医者に協力を求め、共同で本をつくるというのは、家庭医学書をつくるのに最高の形態だとぼくは思います。しかしそう思っても、いざ実現するとなるとなかなか難しいのですが、この本ではその理想が見事に実現されています。
お母さんであるアマンダさんは「子どもの様子を心配して電話をかけてくる親を、小児科医が温かく励ますような本」をつくろうとした言います。そしてこの本は「子どもの症状を親の目にうつったとおり、小児科医が日常の診療で聞かされるとおりに書いてある本」だとも言っています。
ここではアメリカと日本の医療事情が少々違うことを説明しておかなければなりません。
アメリカでは「電話診療」というものが日常行われていて、とりわけ子どもの病気については、これが普遍的ななスタイルのようです。
子どもになんらかの症状が起こった場合、まずお母さんやお父さんはかかりっけのお医者さんのところへ電話をします。お医者さんが電話に出ると、親は子どもの状態を説明するのです。お医者さんはいくつかの質問をして、子どもの状態について判断をしていきます。そのうえで、緊急に診察の必要があると判断したら「すぐ診察に来るように」と指示し、家庭で処置をしながら様子をみてよいと判断したら処置の方法を教えます。
「二時間後にもう一度電話して、経過を知らせるように」といった指示が出ることもあれば、「明日、診察に来るように」と指示される場合もあるようです。
これは非常に合理的なやり方で、この本の著者のジョン先生も「私の仕事の中心は電話」と書いています。しかし日本では、「とにかくお医者さんにみてもらわないと安心できない」というお母さん、お父さんが多いし、また家庭で処置することに慣れていないというようなこともあって、電話診療が今後普及するかどうかはわかりません。
しかし、本人を診察しないで電話の応答だけで手がかりをつかみ、症状を判断するテクニックは、ぼくたち日本の小児科医も学ぶ必要があると思います(「小児科・電話診療」といった医者向けの本は日本でも数冊、翻訳されて出ています)。
この本は、電話診療のベテランであるジョン先生がその経験を駆使して、お母さん、お父さんたちに役立つように書いた本ですから病院に行く前に今の子どもの症状について知識を得たいと思っとき、とても有用なのです。
そして病院へ行かなければならない状態か、行かなくていいのか、といったこともわかるようになっています。
ただし、そういうふうに「真に実用的」であることをめざすと、文体はどうしてもしつこくなってしまいます。
ぼく自身が書く文章も、ときどき「くどい」と言われることがありますが、病気を十分理解してもらおうとすると、しつっこいくらいにくわしく書く必要があるのです。
たとえば旅先で子どもが熱を出した、病院に行こうにもかなり遠くにしかない、さてそこまで行くべきかどうかというときに、読んでみたらどうすればいいかわかった、そんな本にしようとすると「くどい本」になってしまうというわけです。
この本を読むと、熱やせきといったよくある症状から、どんな病気が考えられ、今がどんな状態か、親は何をしたらよいのかがわかります。子どもに何かの症状が起こったときに「ちょっと待てよ」と、チェックリストを開いてみてもいいし、時間のあるときに気になる章を読んでみてもいいでしょう。赤ちゃんから小学校にあがる前後の子どもたちによくある症状を見極めるのにきっと役に立ちます。
たくさんの方に読んでいただくことを強く願っています。
山田 真
この本に出会ったのは書店の洋書コーナーでしたが、手にとつて序文を読み出したとたん、びっくりしてしまったのです。家庭医学書の序文を医者でなく、ただのお母さんが書いているではありませんか。しかも、そのお母さんが医者と一緒にこの本をつくったということを知って、ますます驚いてしまいました。
医者を利用する側である“患者さん”が、「私たちはこんな木が必要だ」ということで医者に協力を求め、共同で本をつくるというのは、家庭医学書をつくるのに最高の形態だとぼくは思います。しかしそう思っても、いざ実現するとなるとなかなか難しいのですが、この本ではその理想が見事に実現されています。
お母さんであるアマンダさんは「子どもの様子を心配して電話をかけてくる親を、小児科医が温かく励ますような本」をつくろうとした言います。そしてこの本は「子どもの症状を親の目にうつったとおり、小児科医が日常の診療で聞かされるとおりに書いてある本」だとも言っています。
ここではアメリカと日本の医療事情が少々違うことを説明しておかなければなりません。
アメリカでは「電話診療」というものが日常行われていて、とりわけ子どもの病気については、これが普遍的ななスタイルのようです。
子どもになんらかの症状が起こった場合、まずお母さんやお父さんはかかりっけのお医者さんのところへ電話をします。お医者さんが電話に出ると、親は子どもの状態を説明するのです。お医者さんはいくつかの質問をして、子どもの状態について判断をしていきます。そのうえで、緊急に診察の必要があると判断したら「すぐ診察に来るように」と指示し、家庭で処置をしながら様子をみてよいと判断したら処置の方法を教えます。
「二時間後にもう一度電話して、経過を知らせるように」といった指示が出ることもあれば、「明日、診察に来るように」と指示される場合もあるようです。
これは非常に合理的なやり方で、この本の著者のジョン先生も「私の仕事の中心は電話」と書いています。しかし日本では、「とにかくお医者さんにみてもらわないと安心できない」というお母さん、お父さんが多いし、また家庭で処置することに慣れていないというようなこともあって、電話診療が今後普及するかどうかはわかりません。
しかし、本人を診察しないで電話の応答だけで手がかりをつかみ、症状を判断するテクニックは、ぼくたち日本の小児科医も学ぶ必要があると思います(「小児科・電話診療」といった医者向けの本は日本でも数冊、翻訳されて出ています)。
この本は、電話診療のベテランであるジョン先生がその経験を駆使して、お母さん、お父さんたちに役立つように書いた本ですから病院に行く前に今の子どもの症状について知識を得たいと思っとき、とても有用なのです。
そして病院へ行かなければならない状態か、行かなくていいのか、といったこともわかるようになっています。
ただし、そういうふうに「真に実用的」であることをめざすと、文体はどうしてもしつこくなってしまいます。
ぼく自身が書く文章も、ときどき「くどい」と言われることがありますが、病気を十分理解してもらおうとすると、しつっこいくらいにくわしく書く必要があるのです。
たとえば旅先で子どもが熱を出した、病院に行こうにもかなり遠くにしかない、さてそこまで行くべきかどうかというときに、読んでみたらどうすればいいかわかった、そんな本にしようとすると「くどい本」になってしまうというわけです。
この本を読むと、熱やせきといったよくある症状から、どんな病気が考えられ、今がどんな状態か、親は何をしたらよいのかがわかります。子どもに何かの症状が起こったときに「ちょっと待てよ」と、チェックリストを開いてみてもいいし、時間のあるときに気になる章を読んでみてもいいでしょう。赤ちゃんから小学校にあがる前後の子どもたちによくある症状を見極めるのにきっと役に立ちます。
たくさんの方に読んでいただくことを強く願っています。
山田 真
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ガーウッド,ジョン
マウントサイナイ医科大学小児科学助教授。マウントサイナイ医療センター発達医学医長。メリーランド州とニューヨーク市で開業医として20年以上の診療歴がある
ベネット,アマンダ
米国のノンフィクションライター。『ウォールストリート・ジャーナル』に寄稿している。一時の母親(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
マウントサイナイ医科大学小児科学助教授。マウントサイナイ医療センター発達医学医長。メリーランド州とニューヨーク市で開業医として20年以上の診療歴がある
ベネット,アマンダ
米国のノンフィクションライター。『ウォールストリート・ジャーナル』に寄稿している。一時の母親(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)