以前読んだ『家族の言い訳』、『こちらの事情』が良かったので、この最新作も手に取りました。
著者が得意とする家族の物語
今回は、「いちばん新しい思い出」「夜の鯉のぼり」「皿を洗う父」「手のひらが覚えてる」
「黒たまご」「玄関先の犬」「渡り廊下の向こう」「桜散らず」の8編の短篇が収められています。
殺人事件や派手な出来事が起こるわけでもなく、あくまで「家族の日常」をテーマに書き綴られていますが、
毎回飽きずに楽しく読めるのは、自分のすぐそばに感じる日常、作者曰く「これってあるよね」と思えるエピソードだからだと思う。
優しい文体、そして人物が浮かび上がって来る様なテンポの良い会話で
気持ち良く読むことが出来ました。
色々あるけど、やっぱり家族って良いなぁ、と読後感も爽やかな気持ちになりました。