「♪丘のうえ ひなげしの花が・・・」
1972年、私がまだ学生時代にデビュ−したアグネス・チャンの著書。
「聞いて下さい!世界でいちばん声の小さな子どもたちのさけび声を。」
そんなアグネス・チャンの声が聞こえてきそうです。
歌手になったのもボランティア活動がきっかけだそうです。
友だちとグル−プを組んで、学校の昼ごはんのとき、ギタ−を弾いて歌を唄って、
募金を集めていた。それが噂になって、スカウトされたとのこと。
1998年から日本ユニセフ協会大使として世界を駆けめぐり、
各国の子どもたちとの出会いから得た体験の一端を紹介しています。
その中で、印象に残った写真があります。
米軍が使用した劣化ウラン弾の影響で、ガンや白血病の子どもが異常に増えている
といわれるイラクでの一枚です。そこには、内臓ガンに侵されて腹水がたまり、
お腹がパンパンにはれ上がって、痛い痛いと泣いている男の子と、
そのそばに寄り添う母が映っています。
「もし子のこの病気が治らないのなら、
先生、私がこの子を殺してもいいですか?
私がこの手で殺してやりたい。」
と言うお母さん。その瞳はわが子を愛する深い慈愛と、
たとえよえのない悲しみに満ちていた。返す言葉を失った。
とアグネスは語っています。
「普通の人々の生活ぶりや感情を知ることが、まず第一歩なのだ。
そして人々の怒りや悲しみを共有することができて、
はじめて本当の援助ができるのではないか。」
との彼女のコメントが強く迫ってきました。