仕事はしてませんが、何かとご縁のある松本さんの御著書。現在の日本でのブログを使ったプロモーションの基本が、実例(ご本人が手がけた実例ばかり)豊富に解説されている。
この本が好感を持てる点は、以下の3点。
1)ブログをただ持ち上げるのではなく、「ブログやSNS上だけで話題を起こして商品やサービスを大ヒットすることは、はっきりいってまれです」とか、「ヤフーやミクシィにバナー広告を出稿すること(中略)と同じようにブログプロモーションを考えている企業は、ほぼうまくいっていません」とか、ブログが「魔法の杖」でない事をきちんと謳っている事。
2)ブログにどのような効果が期待できるかと、その効果を引き出すための手法が、豊富な実例を元に解説されている事。私は著者のSNSを読んでいた事もあり、解説されたプロモーションの多くは、「あー、あの件ね!」とピンと来る事があったので、回想しているようで、なおさら面白かった。
3)著者が、自分自信(とその仕事)を、さらけ出している事。SNSの日記がこの本に転載されるなどして、著者がどのように育ち、現在どのような家庭を持ち、何を考えて今の仕事をしているかが、赤裸々に書いてある。著者は文章力があることもあり、魂をぶつけてこの本や仕事に取り組んでいるのがわかかる。
日本でブログに絡んだ販促や企画を打とうとしているマーケティング等の部署のスタッフは、必ず押さえておくべき良書。ただ、その内容の性質上、情報や手法の新鮮さが重要な本であり、今後何年間も繰り返し読まれる本ではないので、☆は4つのみ。