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小さき者へ・生れ出ずる悩み (岩波文庫)
 
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小さき者へ・生れ出ずる悩み (岩波文庫) [文庫]

有島 武郎
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「小さき者よ。不幸なそして同時に幸福なお前たちの父と母との祝福を胸にしめて人の世の旅に登れ」―妻の死から一年半足らず、有島武郎(1878‐1923)が一気に書き上げた短篇。一方、芸術か生活か青年の懊悩を描いた中篇は、北海道の自然の絵画的描写と海洋小説の趣でも知られる。傑作二篇。

登録情報

  • 文庫: 141ページ
  • 出版社: 岩波書店; 改版 (2004/8/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003103661
  • ISBN-13: 978-4003103661
  • 発売日: 2004/8/19
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 だいぶ昔に読んだこともあるような気もするのだが、すっかり忘れていた。なるほどこういうものだったのか。確かに心を打つものがある。
 「生まれいずる悩み」の方は、再会するところまでは教科書か何かに載っていた記憶があって、そういえばこういう話だったと思い出したが、全体を通して読むと、苦悩がよくわかる。

 現実生活の中の自分と、「かくありたい」という自分との二重生活を送るというのは、時代を超え、個人差を越えて普遍的なものであるわけで、だからこそ、今までこの作品が残っているのだ。

 それにしても、解説を読むまで、森雅之が有島の子だったとは知らなかった。黒沢明の「白痴」を見た時、「不思議な雰囲気の人だなあ」とは思っていたが、「小さき者へ」に出てくる長男だったとは。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぼやっきー VINE™ メンバー
形式:文庫
親として子どもを育てている人にはぜひ一読してもらいたい内容です。また、自分に自身がもてないと感じている人や親との距離感に悩んでいる人にもお薦めです。

何度読み返しても自分の感情にストレートに伝わり、つい涙腺が刺激されてしまいます。

著者の有島武郎の“想い”が率直に伝わる作品。短い作品ながらも自分が“生きること”を応援されているように感じました。

ただ、著者自身の末路が自殺なだけにそれを考えると作品とのギャップに“生きること”の厳しさを感じざるを得ません。
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