ガメラって、子どもの頃に、なんとなく観たことがある。それは、『昭和ガメラ』シリーズと呼ぶらしい。
そして、平成に入って、『平成ガメラ』3部作が作られたそうだ。
本作は、そのどちらのシリーズともの、特定の作品の続きという訳ではなく、だから、この作品だけ観ても、何の不都合もない。
が、どこかに続き的な部分があり、前作達を知っている人には、ニヤリとできるシーンも用意されているようだ。
子ども向けの作品として、かなりいいものに出来上がっていると思う。
子を持つ親である私も、かなり感動してしまった。
涙腺ユルユルのおじさんはもう、ウルウルしっ放しって感じで。特に『小さき勇者たち』の聖火リレーが……。
子どもって、走るもんだけど、おじさんはもう、走るなんて滅多にしないけど、子どもは走るのがデフォルトって感じだけど、それにしても走ってたねぇ。一生懸命。
そして、子ども同士って、なんか、テレパシーみたいな、感じるものがあるんだね。
大人だったら、ああは行かない。いろいろ理由付けを考えてしまうだろう。
子ども達は、感じるんだ。何かを感じて、目と目が合ったら、言葉は『トトへ』だけでも十分伝わる。
最近の子役は演技が上手いねぇ。おじさんかなわないよ。
33年前のガメラは自爆した。お母さんは交通事故で死んだ。隣のお姉ちゃんは死ぬかも知れない。だからトトは……。
母親に付けられた自分の愛称を、拾った子ガメの名前にし、その命を守ることから、少年は母を失った喪失感から脱却し、心の中に、空の上に母を見出す。
ひと夏の少年の(トトの成長と同じぐらい凄い)成長物語である。
特撮も進歩したね。いい。ガメラが飛んだときは思わず心の中で、♪ガメラ〜ガメラ〜、強いぞガメラ、強いぞガメラ、強いぞガ〜メ〜ラ〜って、歌っちゃったもんね。
ってゆうか、その曲を使って欲しかったね。何か使えない訳があるのだろうか。
笑いと感動と、怪獣。オススメの映画です。