小さいころの彼女の印象は「頭の回転が速い、おしゃべりなおばさん」だった。
とにかく話はあっちこっちに飛ぶし、突然関係のない事を話し始めたり、妙な笑いや話題のツボにはまる姿は異次元の人のように感じた。
しかしここ数年ユニセフの親善大使としての活躍やその報告を聞いていると彼女は本当に純粋で裏表のない人だと思う。まさに子供のままなのである。
彼女がタリバン政権下のアフガニスタンを訪問して、様々な思いを胸に帰国した後、人々が平和を懇願していたアフガニスタンへの空爆が開始された。ただですら貧しく何もない国が破壊したニュースをどんな思いで聞いていただろうか?
この本が出版された時はタリバン政権時代である。黒柳さんが見たアフガニスタンから今のアフガニスタンは子供がもっと希望を語れる国になったと祈りたい。
実はLDだったという告白、しかし彼女は最適の教育を偶然にも受ける事ができ、自分の才能を発揮して今輝いている。
多くの有名人が慈善活動をしているが、彼女は偽善的な思いや計算で行動する人ではない、と思う。本当に「私が何かやらなきゃならない、この世界を変えたい」という強い信念とチャレンジ精神を持ち続けている人と感じた。
ただ、好奇心でつっぱしってしまう黒柳さんには、もう少し慎重に行動してほしいと願うばかりである、(顔の怪我の記述には戦慄)