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小さいおうち
 
 

小さいおうち [ハードカバー]

中島 京子
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,660 通常配送無料 詳細
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商品の説明

商品の説明

第143回(平成22年度上半期) 直木賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。

登録情報

  • ハードカバー: 319ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/05)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4163292306
  • ISBN-13: 978-4163292304
  • 発売日: 2010/05
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (45件のカスタマーレビュー)
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59 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
小さいひみつ 2010/7/28
By Lotus VINE™ メンバー
形式:ハードカバー
戦前のある中産階級家庭で
住み込みの“女中”として働いていたタキという老女の回想という形で
物語は進んでいく。

再婚の“奥様”とともに、
新しい家に仕えるようになるタキ。

赤い屋根の洋風の新築の家には
小さいけれど、タキだけの部屋もあり、
この家を“終の住処”にするつもりで奉公に励んでいる。

戦前から戦争に向かう頃の東京の生活が、
戦争が激しくなって
タキが郷里へ帰ることになるまで、
テンポよく軽やかに、
心地よい流れで語られていく。

終盤、
「小さいおうち」というタイトルの意味が明かされ、
また、
最後までタキの口からは語られることのなかったある事実を
読者は別の語り手によって知ることになる。

地味な題材にもかかわらず、
読後に強い印象を残す作品。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By maui トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:ハードカバー|Amazonが確認した購入
淡々とした人物描写、それを含めて時代描写がリアルな物語です。

他の方のレビューで、あまりにも人物が描けていないという指摘がありましたが
私は逆に、あの時代の女性(しかも深窓の令嬢)は、あれが普通だったのではないかと
思います。
(時代がさらにさかのぼりますが「梨本宮伊都子妃の日記―皇族妃の見た明治・大正・昭和 」
などの、超お嬢様のリアルな日記を読むと、やはり時子奥様と似たりよったりの
"大切に育てられたうえの、ふわふわした感じ"は持っているなと感じます)

ネタバレの最終章のネタは、途中の伏線で確かに読めています。しかし、最後に
「小さな秘密」を仕込むという体裁をとっているだけで、「秘密」はたいしてこの本では
重要ではない気がします。

対比の恐怖。それが主題な気がしてなりません。あれほどまでにふわふわと生活していらした
奥様と戦争、また芸術家肌で少年のようだった板倉さんと出征先での人間性すら脅かされる
経験、戦争というものの悲惨さが恐怖です。また、それなりに幸せに生きてきたという
主人公タキさんの晩年の後悔。全てが対比。怖い話です。

この本に感動できるのは、もしかしたら女性かもしれません。男性は今ベストセラーの
「永遠のゼロ」的な直球の「戦争」のほうが感動できるかもしれません。ただ女性にとっては
たぶん「小さいおうち」的な描かれ方の方が恐怖を感じるのではないでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
133 人中、120人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
有名な絵本と同じタイトルだが,これは作者一流の仕掛けで,これは昭和5年から19年初めまでの間,東京市西部の坂の上の小さい赤い家の女中奉公の記録と言う体裁をとった歴史小説である.この主人公は小さい家の住人たちであるが,それよりもこの時代の生活感覚の歴史そのものではないか.私はたまたまこの家の恭一君と多分同い年で,やはり東京市西部の小さい家に女中つきで育ったので,一つ一つ思い当たることばかりで,特に 二.二六事件 以後のつるべ落としのような下り坂の不安な感覚は,二度と経験したくない,思い出したくもないものだった.それが殆ど間違いなしに再現されるのを読むのは,辛い仕事である.しかし作者の構想力と筆力は私に読み続けることを強いた.日本の国力は経済封鎖のためもあって,昭和15(1940) 年には既に5年前に比べて取り返す術もなく衰えていた.そこで戦争なのだから,私は子供心にもう駄目だ,と絶望の思いで聞いた.この小説でたった一つの誤りは 1941年12月8日のこの開戦発表の時間で,JOAK は早朝から大本営陸海軍部発表文を流し続けだった.でもここまでの現実感での再現を果すには膨大な史料調査とその整理が必要なはずだが,作者はその方法をプロの歴史家同等に身につけておいでと拝見した.小説は第8章の代わりに最終章が置かれ,これはミステリでの解決編に相当するが,奇想天外の展開に呆然とする.今も呆然としたままだ.愛と死と芸術の織り成す大作,感動した.強く推薦.
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家というもの、家族というものがいとおしくなる。
中島京子さんの“小さいおうち”
初めはなんの変哲もない昭和初期のお手伝いさんのお話... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 火の見櫓
不思議な余韻を残す傑作
可愛い表紙に誘われてこの本をハワイの図書館で見つけ、読み始めましたがここに来てレビューを読むまでは昭和初期に女中奉公をしていた「タキ」の手記だと思い込んでいました... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: miichan217
小さい世界の深いお話。
「小さいおうち」の中で繰り広げられる壮大で深遠な女の世界。

旦那さんを「いってらっしゃい」と送りだし、... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: たこ
その時代の人々を映す
女中タキの綴る「小さいおうち」の人々の生活。
その時代に生きた人、そのものを覗いた様にリアルで... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: コッコ
昭和という時代の原風景が浮かびあがってくる秀作
東京郊外の「小さいおうち」。その瀟洒な赤い三角屋根の家 に住む平井家に仕えた女中「タキ」の視点から、家族の日常と当時の日本の世相が淡々と綴られていく。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: 春夏秋冬
ドラマティックな本
直木賞のおかげでこの本に出あうことができ
感謝しています。

今まで読んだことのある本とは少し趣向が... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: めがね
タイトルとともに心に残る作品
このタイトルを見て、ヴァージニア・リー・バートンの絵本を思い浮かべるひとは多いと思う。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: sun
パチリ。
健忘録代わりにと思いつつ、面倒で伸ばし延ばしにしていたレビュー、
どうしてもこの本のことを書きたいと思って、久々に。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: あいたろはん
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