昨今、藤原 正彦氏著の国家の品格がベストセラーになっていますが、
本歴史を踏まえた深い洞察の点で本書の方が一日の長があります。
藤原氏は、 武士道の復権によって国家品位の復活を図るべきとうス
タンスに対して、岡崎氏は外交政策における国家の品位が重要とい
うスタンスをとります。 具体的には、日支事変での日本軍人の規律
の高さが日英同盟に繋がったこと、また日露戦争での東郷元帥や野
木将軍の偉人挙げて、国家の存続には品位が不可欠とします。一方
で昨今、 中韓との歴史教科書問題で日本が一方的に内政干渉を受
ける事態に陥っています。日本の品位を復権を図るめるために、歴史
教育の重要性が今ほど高まっている時はありません。 本書に記され
た「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という洞察は、日本の外
交戦略を睨む上での知恵と教訓が詰っています。