その内メタル・コア主流の時代は終焉を迎えると思う。
その傾向は既に現れてはいまいか。アメリカを拠点としたメタル・コア系バンドは飽和状態を向かえ、どのバンドもオリジナリティに欠けるものが現れ始めている。
このバンドもデビュー当時は咆哮系ブルータル・ヴォーカルを基本としていた<vo>マット・キイチ・ヒーフィーも年を重ねるに従い、クリーン・ヴォイスにチェンジを始め、コリーにバトンを渡す形になりつつある。
そこでこのバンドは終わりかなと思っていたが、前作「THE CRUSADE」はどうだろう。
過去の偉人たちの影響を継承しつつ、メロディの豊富さに加え、見事に3人が一様に自分のパートを見事に演じているではないか。
この「武器」を使用することによって同年代のバンド勢から一歩抜きに出た感じがする。
そして勝負の今作だ。
出来栄えとしては良く出来ている点もあれば、これからに期待したい部分もある。
良く出来ている点としては前作に引き続いて3人のパートを上手く使い、そこに重点を置いている点だ。
これはMETALLICAにも見られるチームワークを「武器」にしている点は評価できる。
しかし、これからに期待したい部分はドラムの音作りそして、ファスト・パートとスロウ・パートの使い分けを強調するよりもファストで全体を攻めても面白い点だ。
ドラムに関してはより重いものを使っても面白いと思う。
そしてもう一点は、「スラッシュ」に系統した楽曲を多用すると面白いと思う。
それは技術・メロディ面はトップレベルのものを持っているのだから。
やはりこれからもっと良い物を作ってもらうために日々精進してもらいたい。