時代としては戦国時代から明治初期にかけて。扱われる人物は徳川家康,武田信玄,豊臣秀吉,徳川吉宗,加藤清正,蒲生氏郷(がもううじさと),徳川頼宣,西郷隆盛など。また政策例としては江戸時代の享保の改革などに焦点を当てている。また,同僚の不正告発に終始しようとする下級武士時代の西郷隆盛を,藩主島津斉彬が自らの側近として抜擢する場面など溜飲の下がる思いがしてじつに爽快だ。
ただ当然ながら,時代背景が封建時代ということもあって,こうしたエピソードがすべてそのまま,現代人にとって参考になるわけではない。"物語"がすべて,為政者を頂点とする極端なピラミッド社会のなかで展開され,また男尊女卑といった現代とは相容れない社会背景の中での出来事であることは頭の隅におきながら読む必要があろう。 (ブックレビュー社)
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1については、組織統合のため組織目的(理念・戦略)を知らしめること、組織のインセンティブシステムを働かせることであり組織論では常識的、といっていいと思います。2は、普段の人間関係の中でも、面白い視点として生かすことができそう。こうしたことを歴史上の人物・エビソードを通してわかりやすく解説した書です。
また、「細かいデータを積み重ねることによって、日本をどうしようとか江戸をどうするかが決まってくる」(徳川吉宗)、「全藩士の注目を薩摩藩はどう生きるべきかというところに集中させれば、汚職などやっているヒマはなくなる」(島津斉彬)など、トップの視点・あり方の議論もそれなりに面白いと思います。
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