内容紹介
サブタイトルは、三つの試練。
究極の奥義か書かれた「九陰真経」は、天下第一の達人・王重陽の遺言で、弟子の周伯通に上巻・下巻別々に隠すよう託されたのだった。下巻はいろいろないきさつで燃やされたが、写しを梅超風が盗み、上巻は周伯通が桃花島に十五年幽閉されている間、持ったままである。周伯通は、郭靖にこっそり上巻の要旨を教え込む。そんなとき、黄蓉から、父親から無理やり婚約させられるとの知らせが来る。欧陽鋒とその甥・欧陽克が黄蓉との結納を交わしにやってきていた。そこに洪七公が現れ、弟子である郭靖と黄蓉の婚姻に加勢する。黄薬師は仕方なく、婿候補の二人を三つの試練で試し、意にかなったほうを婿にする、と決める。そしてなんとか勝抜いた郭靖が、黄蓉の婿になることを許された。しかし、「九陰真経」下巻を梅超風から奪ったと誤解されて、黄薬師の怒りを買った郭靖は、再び黄蓉と引き裂かれる。郭靖は無念の思いで、自由の身となった周伯通、洪七公と船に乗り込み、桃花島を出航する。
著者について
李志清(リシセイ)1963年、香港生まれ。ダイナミックな絵柄と丁寧なキャラクター造詣で、香港でも指折りの人気劇画家。歴史漫画のほか、現在は日刊紙「大公報」で政治漫画も執筆している。2007年7月、外務省が漫画文化の国際的普及に向け、外国人漫画家の優れた作品を表彰する「第1回国際漫画賞」に、「孫子の兵法」で世界146作品の中から最優秀賞に選ばれた。日本で刊行されたものに「水滸伝」「三国志」(メディア・ファクトリー)などがある。