本作は映画本編でもTVドラマでもVシネマでもなく、2006年にネット配信されたものだ。
まあVシネを得意とする渡辺武監督だから、出来は限りなくVシネに近い(笑)。
ストーリーは松方版の「探偵物語」みたいなものだが、本DVDにはその1・2話が収録されている。
第2話の終わり方は「まだまだ続きます」的なものだったが、その後製作されていないということは、まあこれで完結
したということだろう。
プロファイリングで名を成した元刑事・宮部は、妻と娘を惨殺した犯人を捜すために刑事を辞め、探偵稼業を営んでいる。
もちろんその時代の部下は協力的なのだが、そこへサイコメトラー娘・シュウが転がり込んで来る。
刑事役の馬渕英俚可はプロファイラーだし、渋谷飛鳥演じるシュウはサイコメトラーだし、このあたりが新しいスタイルだ。
主演はどちらかというと渋谷飛鳥っぽいが、松方もジーパン刑事のような走りを見せ、拳銃もブッ放してカッコよかった。
全体的な脚本は正直ちょっとツラいし、エンケンに至っては何のために登場したのか、ほぼ意味不明だ(笑)。
第3話・4話と続けばエンケンの立ち位置もあったのだろうが、そういう面でも中途半端に終わってしまった。
第1話のゲストには斉藤陽一郎がいる。よくぞこんな変わり役を受けたものだが、「天国の本屋」ではナイスガイぶりで魅了して
いたので、青山作品も含めて幅の広い俳優だと思う。
舞台は主に渋谷・横浜あたりでロケをしており、チープ感はない。星は3つです。