昨年、金庸の原作を読んでその面白さに圧倒された。
ドラマ化されると面白さが半減するのが常なので、
あまり期待しないで観た。しかし予期に反して全11巻、
1巻約3時間の長編にほとんどくぎずけになってしまった
のである!
武術の流派、技、武器の用語が頻出して武侠映画を
初めて見る人にはわかりずらいかもしれず、できれば
原作を読んでから見たほうが理解しやすいのだが、
それらの知識がなくてもカミさんや小四の娘も充分に
楽しめた。全部見終わった後余韻が残っていて彼女らは
テーマソングを口ずさんでいるくらいだ。
内容は南宋、金国、モンゴルが覇を争っている時代が
舞台で、武術の達人たちが大活躍する。その活躍ぶりが
ハチャメチャなのである。テーマの大きな部分に男女の
恋の葛藤をもってきているので女性にも充分うける内容
になっている。私は主人公の恋人、武術界の恐怖の帝王の娘、
お転婆で生意気だが腕も立ち、なにより料理の名人である
黄蓉がおおいに気に入ってしまったのである。この女優の
名前はなんというのか知りたいものだ。また原作を読み返し
たくなった。
ストーリーに矛盾があったりご都合主義的な場面がかなり
あるなど欠点もあるが、なんといっても1巻3時間、合計11
巻を飽きさせずに見せる出来ばえは褒めざるを得ない。