原作は言わずと知れた、『封神演義』です。中国における天下の名著。
その面白さは、『封神演義』の道教的色彩を嫌って一般には禁止しておきながら、禁止した側の支配層(=支配原理は儒教)が隠れて読んで楽しだといわれるほど。
原作は女禍の像に興奮した紂王が神殿に歌を書いたことに激怒し、妲己(漢字あってる?)らを送り込むのが発端。
しかし、本作はその背景に、神からの自立という壮大なスケールの物語を隠し持っていた。
原作の有名なシーンなど押さえどころは憎いほど押さえられていますよ◎
シリアスになりすぎず、しかし考えさせながら、気付けばその世界に呑み込まれている。
妲己の最後や、うますぎるハッピーエンド感が少し気になるとはいえ、
スケールの壮大さにも関わらず、空想の物語(=ファンタジー)というには惜しいほど、不思議な身近さや親近感のようなものを感じ、のめり込まされる。
流石の一言です◎