安藤 健二氏の「封印作品の謎」で定義され、現在はほぼ入手困難となった作品。作品の存在が無かったことにされたもの。それら封印作品の中からマンガのみを封印漫画として集めたものです。それら封印作品の他に、様々な理由から雑誌掲載時や最初の単行本収録時と、言葉や表現が修正されたことにより、元の作品とは変わってしまった作品も扱っています。
各作品については、概要と封印された理由を2〜4ページ(8ページの作品もあります)単位で説明しています。いくらなんでも作品を2ページで紹介してしまうのは、荒っぽすぎます。文章の密度もページにビッシリと記述されている訳ではなく、スカスカです。
封印や修正された理由も、個々の作品について特に取材したわけではなく、封印や修正の時期、経緯から著者の推測が結論として述べられているだけです。
封印理由は、著者の推測以外考えられない妥当なものもあれば、明らかに間違った結論までバラついており、資料としての精度はあまり高くありません。
文章の質的には星1個ですが、大量の作品が年代順に並んでいることや封印漫画を調べるための一覧やインデックスとしては使い道があるため、プラス星1個です。
内容の信憑性を疑ってかかれ、封印作品を調べるためのインデックスとして割り切った使い方をされる方なら買っても問題ないでしょう。